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チャイナート県(Chai Nat) タイ中部

 隣県のシンブリーやアーントーン同様、アユッタヤー(アユタヤ)時代に活躍した県。ビルマ軍の攻撃から首都アユッタヤーを守る要衝で、県名は「勝利の地」を意味する。

 スコータイ王朝以前のタワーラーワディー(ドヴァーラーヴァディー)時代、チャオプラヤー川流域には先住民族のモン族による小さな都市が点在、チャイナートもその一つだったといわれる。現王朝のラマ5世の治世、十数キロ離れたサンカブリーといわれる古い土地から人々が移住、大きな町となった。

 県で最も有名な見どころは、タイで初めてといわれるチャオプラヤー川に架かるダム。1957年に完成、全長237.5メートル、高さ16.5メートル。ダムといっても、道路を走っていくと川に橋が架かっていて、よく見るとその橋がダムだったという程度。

 チャイナート・バードパークという鳥園も有名だが、鳥インフルエンザが流行したときは、入園者が急減したようだった。

人口:32万8,000人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:2,470平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口56万人の鳥取県以下、面積2,440平方キロメートルの佐賀県ほど
距離:バンコクから194キロ(タイ道路協会)

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