イノベーターに必要不可欠な「ルールメイキング思考」
春学期に満員御礼となった人気ゼミ「ルールメイキング思考」が、パワーアップして秋学期で復活します。
プロフェッサーは春学期同様、IT、クリエイティブ、まちづくり等の先端・戦略法務に精通する水野祐氏。
今回は春学期のゼミも好評だった水野氏に、法務の知識が必要な理由と秋学期での取り組みについてお話を伺いました。
〈ゼミ詳細〉
イノベーターに必要不可欠な「ルールメイキング思考」
弁護士の水野祐です。今回、春学期に続き、「ルールメイキング思考」のゼミを受け持つことになりました。
春学期の内容をさらにブラッシュアップし、今回はグループワークをより多く設けるほか、厳選したテーマを取り上げていきます。以下、私がゼミに取り組むにあたり、考えていることを書かせていただきます。
弁護士以外でも法務の知識が必要な理由
法と現実との乖離により生じる「グレーゾーン」の課題に取り組むことは、いまの社会が抱える課題を解決するチャンスであるとともに、そこでのルールメイキングを主導し、新市場を創出する大きなビジネスチャンスにもつながります。
こうした場面では、法務の知識というよりも、ルールを最大限自分寄りに「ハック」(工夫して使いこなす)していく「リーガルデザインマインド」あるいは「ルールメイキング思考」が必要になります。時代を革新してきた起業家には、漏れなくこの「ルールメイキング思考」が備わっていると言ってもよいでしょう。
この「ルールメイキング思考」は、規制が強い空気が充満する日本社会において、法律家はもちろん、起業家やクリエイター、経営企画、新規事業を担うビジネスパーソン、PR、そして国や行政の政策に関わる公務員にこそ、必要なものだと思います。
春学期の感想や講義内容例
春学期は、Paymo、Anyca、ALIS、マリカー、radiko、Indeed、遠隔診療、オオギ薬局、公共空間でのプロジェクションマッピング、銀座の都市計画、Sky Canvasなど、アプリサービスからエンタメ、医療、金融そして宇宙分野まで、29ものサービスの戦略法務の事例を受講生に発表してもらい、それについてディスカッションを行いました。
秋学期でやりたいこと
秋学期では、春学期と異なり、検討対象とする戦略法務事例をもう少し絞って、異分野から構成される受講生のグループディスカッションを重視し、グループごとに発表していただき、講評とディスカッションを行います。
検討対象候補のサービスは以下のとおりです。
(変更される可能性があります)
・メルカリ
・SHOWROOM
・タイムバンク
・CASH
・Tik Tok
・Pokemon Go
・Indeed
・CLINICS(メドレー)
・Radiko
・CREW、Notteco、Anyca
・くまモン
このゼミは、私にとっても、世の中がなかなか変わっていかない閉塞感を打破するための仲間集めでもあります。
春学期の参加者の方々も、初めての方も、ぜひ私と一緒に議論し、事業開発に必要な「リーガルデザインマインド」を作っていきましょう。皆さんのご参加をお待ちしています。
2018年9月14日
水野祐
\ゼミの申し込みはこちらから/
ルールメイキング思考
NewsPicksアカデミアでは、秋学期も多種多様なイベントを用意しています。
秋学期ゼミ一覧:https://newspicks.com/academia/seminars
参考:【アカデミア】秋ゼミはプレゼン術、英語、人材育成。新規募集を開始
また、夏学期のゼミではアンバサダーや参加者のみなさんに体験レポートを書いていただいています。
「ゼミって何が学べるの?」「どんな雰囲気なの?」といった点が気になる方はぜひあわせて確認してみてください!
▼櫻田ゼミ体験レポート
▼麻野ゼミレポート
▼石川ゼミレポート
最先端の情報を学び、新しいつながりを作りたいという方のご参加をお待ちしています。
構成:最所あさみ(NewsPicksアカデミア コミュニティマネージャー )
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