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【仁井健斗】学びを忘れず、自分をアップデートしていく #NewsPicksアカデミアレター

初めまして、今月からNewsPicksのインターンとしてジョインした仁井です。現場ではアカデミアイベントの受付や誘導をしているので、一度お会いしているかもしれません。

先月卒業した深井くんの後継者として、今後もアカデミアを盛り上げていく所存ですので、どうぞよろしくお願いします!

鵜呑みせず、質問の背後にある景色を把握する

私がNewsPicksでインターンを始める前は、実は同じユーザベースグループが開発提供する「SPEEDA」で2年間インターンをしていました。

SPEEDA時代では、サポートデスクに届く依頼をもとにデスクトップリサーチを行い、ユーザーの仮説を裏付けるデータやインサイトを提供してきました。今回は、年間約1,200件以上届くリサーチ案件を通して学んだことの1つをご紹介します。

〈SPEEDAインターンの学び〉
『相手の質問を鵜呑みするのではなく、質問の背後にある「意思決定」や「目標」を掴み、真に解くべき「問い」を再設定すること』

今まで特定の市場について調べたことはありますか?
もし経験者であれば、調べようと思えばいくらでも調べられ、気付けば泥沼にはまっていた、なんてことがあると思います。特に相手の依頼内容がフワッと曖昧であればあるほど、区切りをつけるのが難しくなります。

だからこそ、依頼相手が求める理想や考えを把握した上で、本当に調べるべき対象を特定する必要があります。

意思決定に必要な「問い」を設定する

意思決定とは、目標に対して、複数の選択肢があり、その中から選ぶこと。
まず目標が先にあって、それを成し遂げるために、意思決定をします。

例えば、学生Aさんから就職活動の意思決定における相談を受けたとします。

「内定を複数いただいた。どの企業に就職したら良いですか?」

この質問を言葉通りに受けとめ、就職企業人気ランキング順で選んだり、闇雲に「日本 優良企業」と検索しても、Aさんが求める情報にたどり着くのは難しいと思います。

その上「良い企業」の定義が人それぞれ異なり、闇雲に調べても良い結果は出ません。そのため、相手の目標を言語化し、その目標を叶えるための真の「問い」を再設定する必要があります。

先ほどの例に戻ります。
もしAさんの目標が「30歳で起業する」だとします。すると、その目標を叶えるためにリサーチすべき問いとして、「短期間で成長できる機会を提供する企業はどこか?」で調べることができると思います。

問いが見つかれば、あとは手持ちの内定の中から「短期間で成長できる企業」を絞るための材料をリサーチします。
はじめの質問と比べ、再設定された問いは、調査対象がより明確になり、ユーザーが求める情報をピンポイントで提供することが可能です。

もし「目標」が明確でないまま、リサーチを進めて行くと、気づけば自分の好みや第三者が判断した「良い企業」を調べている可能性もありますし、その内容は決してAさんが求める企業ではない可能性が高いです。

学びを忘れず、自分をアップデートしていきたい

SPEEDA時代でも、第一にユーザーと連絡をとり、相手がどのような意思決定するのか、更にその先の目標は何か、仮説を持ちながらすり合わせを行った上でリサーチを行ってきました。

相手の依頼内容を鵜呑みし、闇雲に調べるのではなく、相手が求める問いをこちら側が引き出すことで、より的確なアウトプットをすることが出来ると、インターンを通じて学びました。

これはリサーチ業務だけに限らず、これからの仕事にも役立つと信じています。学びを忘れず、自分をアップデートしながら、これからも仕事をエンジョイしていきたいと思います。

2018.09.27
仁井 健斗

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