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FLASH Opinionはどうして生まれたのか?

日々多くのエキスパートにご活躍いただいている案件タイプの一つである「FLASH Opinion(フラッシュオピニオン)」。
今回は、FLASH Opinionが生まれた背景についてお伝えできればと思います。



SPEEDAとミーミルの融合


2017年の創業依頼、ミーミルは「エキスパートリサーチ」というサービスを立ち上げ、各業界の有識者(エキスパート)のネットワークを構築。
事業開発に取り組む企業などに対してエキスパートの専門性が高い情報をタイムリーに提供してきました。

そして2020年9月にNewsPicksと協働で「NewsPicks Expert」というサービスを提供開始し、現在に至ります。

そんなミーミルですが、NewsPicksだけではなく、経済情報プラットフォーム「SPEEDA」と協働で、同じく2020年9月に「SPEEDA EXPERT RESEARCH」というサービスをスタートしています。


未来を捉えるには、「人の知見」へのアクセスが必要


SPEEDAは、もともと企業分析、業界分析が効率的にできるプラットフォームとして誕生しました。

しかし、「今起こっているテクノロジートレンドがどのように未来に影響を与えるのか?」といった未来に関する問いへのニーズが高まっていく中、最終的に求められるのは「人の知見」です。

SPEEDAにとっても、エキスパートネットワークの世界にアクセスできることが不可欠であると、立ち上げ当初から議論されていました。

そこに、ミーミルが提供していたエキスパートリサーチ事業が統合されることになります。

それによって、SPEEDAをご利用の多くのクライアントに対し、オープンソースでは得られない情報や知見をインタビュー、レポートなどの形でスピーディーに提供することができるようになりました。


インタビューはどうしてもハードルが高い


SPEEDA EXPERT RESEARCHによって、クライアントはエキスパートの知見にアクセスすることが可能になりました。
しかし、実際にインタビューをするためには、クライアントにとって高度な質問力やコミュニケーション力が求められます。

また、対象者の選定やインタビュー実施にかかる時間的工数、口頭での情報のやりとりのために内容がストックされにくいなど、インタビューには一定のハードルがあると思います。

こうしたインタビューの難しさに対して、いかにその敷居を下げることができるか?

その結果生まれたのが「FLASH Opinion」なのです。


FLASH Opinionはテキストデータとして蓄積されることで、情報資産となる


クライアントにとって、FLASH Opinionを利用することで、エキスパートネットワークにアクセスしやすくなります。

しかしメリットはそれだけではありません。

依頼から24時間以内に5名以上のエキスパートからテキスト回答が得られるため、スピード感ある情報収集や、複数の回答を比較検討することができ、回答データがストックされることによって、その後のテクノロジー活用の余地も大きいと言えます。

エキスパートにとっては、FLASH Opinionの回答をきっかけにインタビューの依頼に繋がったり、またSPEEDAアナリストより定期的にトレンドや業界の「今」に関する回答依頼が届くなどの体験を得ていただくことができます。


言語化することで、経験や知識により輪郭を与えることができる


お伝えした通り、FLASH Opinionはクライアントにとってスピーディに複数のエキスパート知見を収集できるサービスとして生まれました。

そのことで、エキスパートネットワークが民主化され、個人の知見が社会で活きる機会が拡大することへ繋がっていると考えます。

また、エキスパートにとってFLASH Opinionに回答することは、ご自身のこれまでの経験や知識により輪郭を与える行為でもあると思います。
そうすることでクライアントへ価値提供ができることはもちろん、自身の学びにも繋がるものだと考えています。

実際、多大な貢献をいただいているエキスパートの方であれば、1日に複数のFLASH Opinionにご回答いただいています。
本業もある中、限られた時間をマネジメントしつつ回答いただいている原動力の一つとして、「やりがい」を感じておられる声を頂戴することが多々あります。

その度に、知的探求を楽しむ気持ちや、社会への貢献や関わりから得られる喜びを実感いただけているのだなと喜ばしく感じます。

この記事を読んでくださっている方の中でも、「自分の経験や知識をアウトプットしてみたい」と感じておられたら、ぜひエキスパートとして活動されることをおすすめします。

気になられる方は、ぜひチェックしてみてください。



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