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#40 時には”ポジティブなブレーキ”を

私を含め多くの先生がこの時期に気持ちを切り替えて頑張ろうとしている姿について、ポジティブに捉えている。もちろん、年度の”節目”を大切に頑張ろうと言う気持ちをもつ事は良いことである。一方で、過剰にアクセルを踏んでいる場合は、ブレーキをかけてあげる必要があるということを最近感じている。

教師も経験があるのではないだろうか。4月年度初めは「頑張ろう」と言う気持ちが前に出て一生懸命頑張り、その反動でいわゆる五月病のような症状が現れる。最初にアクセルを踏みすぎてガス欠になってしまうのだ。
子どもも実は同じで、”無理をしている頑張り”なのであれば、教師が上手にブレーキをかけて、スピードをコントロールしてあげることも必要だろう。

不登校傾向にあるお子さんは特にそうだ。学校に来たことで、教師は「よし、これるようになってきた。このままいけそうだぞ!」と思いがちだが、少し立ち止まって考える必要がある。「無理はしていないだろうか」「表情はどうか」そういった姿をしっかり見取り、無理をさせず、上手にブレーキをかけてあげるのも教師の役割ではないだろうか。

そのためには、子どもたちの表情、言動、よく見取る必要がある。年度はじめ、子どもの変化をただ喜ぶのではなく、その子に合わせて時にはポジティブなブレーキをかけてあげてほしい。

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