叡智の集約

 そろそろ本題に入ろうと思う。このnoteは、今年つくったホームページ「状態哲学(仮称)」を補足する目的でつくったものである。サイト内では扱わなかった歴史循環の話から先ず始めた。


 循環する歴史の中で現代はどこに当たるかというと、長い安定期の中ではなく、それが衰退期に入ってしばらく後であり、激動期のただ中である。その激動期を終わらせるものが何か、誰も分かっていないために、激動期はしばらく続いている。


 激動期のパターンを見れば、別勢力をつくったり、破壊するだけの時代ではもはやなく、したがって小沢一郎や小泉純一郎の時代ではなく、次代に向けて新しい文化や制度、哲学を導入すべき時代だということがわかる。


 しかし、海外に学ぶべき外国がないため、今は自ら創り出す時代であり、それは古今東西の叡智を集めて創り出さなければならない。その意味での有効な考え方は今のところ現れていない。いや、時々現れているのを私は見たものの、気付く人が少なかったというのが事実だが。


 今回紹介する下記ページのPDFも、多くの知を集めた一例である。

https://www.sites.google.com/site/ningenjoutai/home/1

 私は学問的に十分なものだと考えており、これを無視する限り、人類の知は進まないと思う。後ほど、哲学史全体の話に関わるきっかけでもあるからである。



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