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トルコライス好きとしては無視できない。名店の味を継承した「エイジングハウス1795 堂島」のトルコライス

今週のランチ外食はどこへ行こうかなと、仕事しながらボンヤリと考えていたんですが、先週ニュートモヒロへお邪魔して以来、デミソースのことが頭から離れなくてですね。

まあ、先週食べたのはタルタルソースのカキフライなんですが、なんとなく洋食の口になっていたわけです。

「洋食屋でとんかつ食べようか」
「いや、オムライスという手も」
なんてなことを考えていたんですが、それらのニーズを一度に満たしてくれる魔法のような食べ物があることを思い出しました。

それがご存じ「トルコライス」なわけですよ。

「トルコライス!」と閃いてしまったので、キリのいいところで仕事を中断し、早速近辺でお店をチェックしますが、そういえば就活している時に堂島の会社で働いていた叔父に連れて行ってもらった喫茶店のトルコライスが美味かったということを思い出しました。

とはいえ、15〜6年も前のことですから、店名なんぞ覚えていません。ただ、なんとなーくの場所は覚えていたので、Googleマップで調べてみることに。

ところが、全くヒットしない。

そこで「堂島 トルコライス」で検索してみると、それっぽいお店の名前が判明しました。

「喫茶&軽食 パウゼ」

Googleの検索結果を引用

外観の雰囲気や場所的に、ここで間違いなさそう。よーし、約15年ぶりに突撃すっぞ!と勢いよく椅子から立ちあがりながら、営業時間を確認したところ、2022年に閉店されていたことが分かりました。

喜びも束の間、「時の流れは残酷だぜ・・・」とつぶやきながら膝から崩れてしまったわけですが、約15年という歳月が流れてますからね。

こればかりは致し方ありません。

ネット上には同じように嘆きの声が続々と上がっていましたので、叔父が連れて行ってくれたお店は人気だったことがうかがえます。

そんな声を拾ってしまうと余計に食べたくなってきたのですが、更に調べてると、どうやら近隣のお店がパウゼの「トルコライス」を継承しているという耳よりな情報をゲット。

これはノスタルジーを感じたい勢かつトルコライス好きとしては無視できないので、颯爽と仕事場から駆け出しました。

そのお店というのが、パウゼさんがあった場所から徒歩数秒のところにある「THE AGING HOUSE 1795 堂島」さん。

お店がある堂島は前職の営業時代に担当していたエリアなので、まさに勝手知ったる街でもあるのですが、最近はさすがに足を運ぶ機会がめっきり減った今日この頃。

「10年くらい前は、毎日ここまで営業で来てたな〜」と、前職時代を思い出しながら、ドーチカ(堂島の地下街)を歩きます。

当時、担当エリアである堂島や北新地までは地下を通って歩いたおかげで、今でも梅田の地下はほぼ全て迷わず歩けるようになりました。前職で得た唯一のスキルといえます。

「この辺でよくランチも食べたなー。コップに蟻が浮いてたカレー屋さんは元気かなー。とくに謝られることなくコップ替えられたなー。懐かしいなー」と当時を振り返りながら歩いていたら、到着しました。

しかし。

店頭に張り出されたメニューに、肝心の「トルコライス」が載ってません。

「まさか無いのか」と、3度目のキタチュー※も頭をよぎりました。
※キタチューがわからない人は下記を参照ください

事前に得た情報では、確かにトルコライスが継承されているとありましたので、「ええい、ままよ!」的なメンタルで入店してみると、メニューのトップにデカデカと載ってました。

オープン直後ということもあり、余裕で着座。オーダーはタッチパネル式のようですね。

3月限定メニューの「カキフライのせトルコライス」も魅力的でしたが、カキフライは先週食べていますし、懐かしの味を食べにきましたので、スタンダードなトルコライスをオーダー。

ランチには、いずれもサラダ・スープ・ドリンクバー(すべておかわり自由)もついてくるとのこと。これで1000円はお得です。

サラダ、スープ、ドリンク食べ飲み放題

早速サラダとスープをゲット。
座して主役を待ちます。

12時のランチが近づくにつれて、どんどんとお客さんが増えていきます。

サラダをいただきながら待つこと数分。

主役が到着しました。

カツ
玉子
ドライカレー
カレー風味のソース

カツ→美味い
玉子→美味い
カレー→美味い
美味い×3=だいぶ美味い
という計算式で表現できるように、食べる前から美味いことはわかってしまったのですが、はたして15年前に食べたあの時の味が再現されているのか。

いただいてみましょう。

「あ〜!これこれ!この味!懐かしい!」

と言いたいところなんですが、15年も前に1度食べたきりなんで、まったく当時の味を覚えていなくてですね。

継承の完成度について論じることは叶いませんが、味については当初の予想通り美味いということだけはハッキリと申し上げられます。

甘みがありながらもスパイシーな辛さを楽しめるドライカレーとソース、その辛さを玉子が調和してくれる。お互いを補完し合う、絶妙なバランス。

さらにカツも一緒に口へ運べば、今日の勝利は確定といって差し支えありません。

付け合わせの福神漬けも合うったらない。

このトルコライスを構成する「カツ」「玉子」「カレー」の3者は、それぞれ家でも食べられるシンプルな食材ですが、この絶妙なバランスはなかなか再現できないでしょう。

だからこそ、あのトルコライスを継承してくれるお店があることに感謝したいですね。

そして、カレー風味を味わうと食後に飲みたくなるコーヒーもドリンクバーにあるのは非常に嬉しい。

このクオリティをサラダなどもついて1000円で味わえるのなら、堂島エリアの会社に転職するのも割とありかもしれないと考えながら、帰路につきました。

美味かったー。

THE AGING HOUSE 1795 堂島
大阪府大阪市北区堂島浜2-1-40 サントリービル1F


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