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ここでできないことなど何もない。世界のすべてが詰まった街、ニューヨーク。

ニューヨークはアメリカではなく、ニューヨークという一つの国だよね、ということで日本人の友人と意見が一致した。


ここにはすべてが揃っている。

高級なものから庶民的なものまで、最低から最高まで、ありとあらゆるものが詰まっている。


ブルックリンへ行けばマンハッタンとはまた違ったカルチャーに触れることができる。アーティストやクリエイターたちの、肩肘張らない気楽な雰囲気を味わうこともできる。


大都会の中にある公園では、高層ビル群に囲まれながら、のんびり散歩やピクニック、日焼けを楽しむことができる。

一歩外に出れば早足で通り過ぎるビジネスマンでひしめくなか、公園の中はまるで時間の流れが止まっているかのように、ゆったりとした空気が流れている。


マンハッタンから電車で40分ほど行けばビーチもあり、そこでは西海岸のようなおおらかな雰囲気を味わうこともできる。


世界最高峰の美術館に、ブロードウェイ。息をのむほど美しい夜景に、ロマンチックなマンハッタンの景色。


中華、イタリア、ギリシャ、日本、ペルー、韓国…世界各地の料理が集まり、ここで食べられない国の料理はない。


チャイナタウン、リトルイタリー、コリアンタウン…。さまざまな人種の街が狭い地域に密集しているので、通りを歩いていると突然中国に迷い込み、かと思えばイタリアにたどり着き、メトロで数駅行けば韓国、ギリシャ、インドに行くことだってできる。



とにかく、ここにないものはなにもなく、ここでできないことはなにもないのだ。



わたしは日本にいるとき、世界を旅したい願望がものすごく強かった。色んなものを見たい!知りたい!という好奇心で溢れていた。

けれどニューヨークに来て、その願望が全くなくなった。そのことに私自身、とても驚いた。



世界のすべてが詰まったこの街で、わたしは毎日世界中を旅している。

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