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好きなことをしていないと、人に感謝できない。

家族や友達と離れてひとり海外で生活していると、ときどき泣きたくなることがある。寂しくてではなく、感謝で、だ。

わたしはあまり「感謝」を連発する人が好きではないし、「感謝で涙が流れる」とかあまり言いたくないのだけど、でも本当に、ふとした瞬間涙が出てくる。


それは「いま自分が好きなことができている」からだと思う。



ニューヨークから日本に戻り、やはり「海外で暮らしたい」という思いが強く、オーストラリアに来ることを決めた。


十分な資金がなかったので、両親にサポートしてもらった。

英語を話せるようになりたかったので、語学学校にも通わせてもらっている。

英語を練習する場も、チャレンジする場も、失敗する場もある。

英語ができないことに落ち込むこともあるけれど、その苦しさも、自分で選んだものだから受け入れられる。

寂しさを感じるときは、日本にいる友達が話を聞いてくれる。

こうやって発信していると、会ったことのない、顔もみたことがない方が応援の言葉をくれ励ましてくれる。


どれをひとつとっても、わたしがやりたいと思ったことをできる環境が与えられている。

わたしがやりたいことに対して、応援し、サポートしてくれる人がわたしの周りにはたくさんいる。


そう思ったら、感謝しかないのだ。



日本で働いていたときは、感謝なんてちっともできなかった。やりたいことではなかったからだ。

人は、やりたいことをやっていないときに、人や環境に感謝することはできない。

やりたいことがあるのに、「でも、やらなければならないことがあるから」とやりたいことを後回しにしていたら、人生に不満が出るのは当たり前だ。


わがままでも、自分勝手でも、怖くても、不安でも、やりたくないことをやめて、やりたいことをやる。そこに飛び込む。その勇気を出さなければ、本当の意味で、人や環境に感謝することなどできない。


好きなことをやっていれば、感謝しようとしなくたって、なんだか知らないけれど勝手に涙が流れてくるくらい感謝がとまらなくなる。



「感謝」は大事だ。けれど「感謝しよう」となんてしなくていい。

やりたくないことはさっさとやめて、もっと好きなことをする。ただそれだけだ。


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