自分の理想を押し付けない
教えることを仕事にしていて気をつけていることのひとつに、「自分の理想を押し付けない」がある。
以前中学生に英語を教えていたとき、「こういうことを学んで欲しい」「こういう大人になって欲しい」「自分で考えられるようになって欲しい」という想いがあった。
一見「子どものことを考えたいい先生風」だけど、それは自分の理想を相手(子ども)に押し付けているだけだと今は思っている。
それにそういう想いは相手にはあまりひびかない。
なぜなら彼らの理想とわたしの理想は違うからだ。
わたしが英会話の仕事で、生徒さんに「外国人と渡り合えるくらいペラペラになって欲しい」「正しい英語できちんと話せるようになって欲しい」という勝手な理想を持ったとする。
そうするとなかなか話せない生徒さんは「わたしの理想の状態とは程遠い」ということになってしまう。
ミスをたくさんする生徒さんは「全然勉強してない」となってしまう。
すると「まだまだ足りてない」「もっと勉強をしなきゃダメ」「もっと頑張って」という目線で見てしまう。
だけどその生徒さんは、別にそんな状態を望んでいないかもしれない。
軽く挨拶が出来て、一言ふたこと言葉を交わせたら十分だと思っているかもしれない。
だとしたら、少しでも話せたら「すごいですね!」「理想の状態まであと一歩じゃないですか!」というポジティブな目で見ることができる。
教える仕事じゃなくても、上司が部下に、親が子どもに見るときも一緒だ。
自分の理想で相手を見ると、相手の足りていない部分ばかりが目につく。
そこに近づくための努力をしない相手が憎らしく見えてくる。
ときには説教することもあるかもしれない。
そして一向に変わらない相手に腹を立てる。
でもそんなことしてもなんの意味もない。
だって相手の理想とあなたの理想は違うんだから。
わたしが「相手のため」と思って勝手に抱いた理想は、その人にとってはどうでもいいことかもしれないのだ。
というかどうでもいいのだ。
自分の理想を押し付けない。
それができれば、生徒と先生、上司と部下、親と子ども。いろんな関係性が良くなる。だって相手を「足りていない」という目線で見なくて済むから。
わたしの理想はわたしが追いかければいい。
相手の理想を大切にしてあげよう。
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