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欠点=強み

変わった子は、子ども時代に「周りと違う」ことを悩み、

平凡な子は、大人になってから「周りと同じ」ことに悩む。



子どもの頃は「周りと同じであること」が最も重要なことのひとつで、ちょっと変わっているといじめられたり、仲間外れにされたり、バカにされたりする。

大人になっても幼少期を引きずって、人が信じられなかったり、うまく生きられなくて苦しむ人もいる。


周りに合わせることができたり、おおよそ普通の見た目と家庭環境、考え方を持っていると、子ども時代を平穏に過ごすことができる。けれど就活で初めて真剣に自分と向き合い、「わたしってなんの才能もない…」と悩んだりする。



何が言いたいかというと、特別であっても平凡であってもどっちにしろ人間は悩むということ。

だから「突き出た才能を持った人になりたい」「普通にみんなと馴染める人になりたい」と思う必要はない。

特殊な人になったって、普通になったって、どっちにしたって悩むんだから。




20代のころ、「悩んでいる部分は自分の最大の強みだ」ということに気づいた。

わたしは「普通な子」だったので、突出した才能がないことにコンプレックスを感じていた。

でもいま自分で仕事をするようになって、「普通だからこそ、この世の中の大半の普通の人たちの気持ちがわかる。それがわたしの強みだ」と思える。


もしわたしが天才的だったら、生徒さんとの会話も弾まないだろうし、彼らがどういうところでつまずいて、どんな助けが欲しいのかも理解できないと思う。だって天才だから。


でもわたしは、およそどんな生徒さんとも楽しく話ができるし、盛り上がれるし、アドバイスができるし、気持ちもわかる。

だから普通であることはわたしのものすごく大事な要素なのだ。




いま自分のことで悩んでいることは、それがなんであっても必ず自分の最大の強みになる。

少し考えを転換させるだけで「悩み」は結果を出すための武器にも、自分を好きになるきっかけにもなる。


考え方次第。

与えられたその欠点を、強みに変えてみよう。


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