好かれようとすると好かれない法則 − ひとりになる覚悟をすればなにも怖くなくなる。
英語を話せるようになるのに外国人の友達の存在はとても大きい。なので語学学校に通い始めた頃は「友達をつくらないと」と思っていた。
けれどどうにもこうにも生徒たちと合わない。とてもいい人たちばかりなのだけど、「この人と仲良くなりたい。もっと知りたい」とどうしても思えないのだ。
興味がわかないから会話もあまり続かない。一緒にいてもいまひとつ楽しめない。
友達はつくりたいけれど、うまく関係を築けない。そんなもやもやをはじめの1ヶ月ほど抱えていた。
けれどあるとき「もういいや」と思った。好きになれないんだから仕方がないじゃないか。いくら英語のためとはいえ、一緒にいたいと思えない人たちと同じ時間を無理に過ごすなんて変だ。
友達とうまく関わらなくていい。ひとりになってもいい。
そう思ったらすごく楽になった。ひとりでいてもいいし、一緒に過ごしたければ過ごせばいい。無理に誰かと一緒にいる必要もないし、堂々としていればいい。
人はひとりになるのを恐れる。嫌われるのを恐れる。
恐れは媚びを生み、媚は自分を殺す。
恐れるから人間関係において悩む。
けれど「ひとりになる覚悟」さえしてしまえば、きっとほとんどの人間関係に関する悩みは解消される。
…
しばらくして、おもしろいことが起きた。
ひとりになる覚悟をして、無理に人と一緒にいようとせず、話したいときは話し、そうでないときは黙り、行きたくない授業にはいかずに過ごすようになったら、逆にたくさんの人に遊びに誘われるようになった。
ひとりになる覚悟をすると、人に恵まれる。
すべて逆なのだ。だから人生はほんとうにおもしろいなあと思う。
好かれようとするから好かれない。
好かれなくていいと思うと好かれる。
すべて逆にできている。
ひとりなる覚悟をしよう。そうすればきっと楽に生きられる。
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