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【学校では教えてくれない”稼げる”パーソナルトレーナー論】 Vol.0 パーソナルトレーナーバブル

Vol.0 パーソナルトレーナーバブル


 フィットネス業界の市場規模は2016年に4000億円を超え、2018年現在も右肩上がりを続けている。

 東京、大阪、神奈川をはじめとする主要都市には、パーソナルトレーニングジムが多く開業し、空前絶後のフィットネスブームのシンボルとなっている。

 新たな”パーソナルトレーニング”というジャンルが確立されていく一方で、事業としての”パーソナルトレーニング“は競争が激化し、開業して一年持たずに潰れていくジムも少なくない。

そして2020年。僕はこの年をめどに、パーソナルトレーニング業界に転換期が訪れると考えている。

 "パーソナルトレーニングバブル"である。


僕は22歳、学生の頃に初めてウェイトトレーニングをした。

その後、トレーニング歴3ヶ月でパーソナルトレーナーとして独立し、

23歳でパーソナルトレーニングジムを開業した。


2017年の12月、開業後ちょうど半年がすぎ、月収は100万円を超えた。

これは、まだ単なる序章に過ぎない。

 今トレーナーとしてお仕事をされている方、これからトレーナーを目指そうと心を踊らせている方、全くフィットネスは関係ないけど、自分の業界で、どうやったら売れるのかを悩んでいる方へ。

この業界での勝ち方、2018年以降のお金の稼ぎ方をこのNOTEに綴る。

 このNOTEを読み始める前に一つ約束して欲しい。

 ここに書かれていることを、一つでもいいから行動に移すことを。

自分の生活に、一つでもいいから応用することを。

どんなに質のいい情報でも、インプットするだけでは何も変わらない。

あくまで情報のインプットは目的を達成するためのツールでしかない。

 

このNOTEは、あなたの道を切り開くための道具の一つとして使って欲しい。

短期間で結果を出してきた僕の”勝ち方”を

余すことなくここでお話ししようと思う。

少しばかりお付き合いください。


1.”売れる”、”売れない”に運なんてない。

 何かを成功させた人見て、「運が良かったね」、「ラッキーだね」

という人がいる。

くじ引きで一等を引き当てることは運がいいのだろうか。いや違う。

くじ引きには、それぞれの当たりの封入率というものが決まっている。

仮に1等の封入率が1%だとしたら、100回引けば確実に当たる。

それは運(偶然)ではなく必然だ。

ビジネスでは、どうすれば1等の原価よりも低コストで

1%の封入率を引けるかを考える。


 僕の好きな言葉に「因果の法則」という言葉がある。

聞いたこともないかたもいると思うので簡単に説明させていただくと。

全ての物事には、必ず理由がある。

結果があれば、原因がある。

というような意味である。

人でも、物でも運が良くて売れるものはほとんどない。

そこにあるのは、”理由”と”数字”だけだ。

一見、運よく成功したように見える事例の裏には、

緻密な計算と数字の裏付けがある。


皆さんは商売繁盛や健康祈願、その他の理由で、お寺や神社でお賽銭を投げたことはあるだろうか?

この辺の思想は人それぞれだと思うので、あくまで一個人の意見として聞いていただきたいのだが、僕自身、お賽銭を投げたことは過去一度もない。

理由は明確で、賽銭箱に100万円入れたとしても、結局は”自分が行動しないと何も生まれない”からである。神様が病気を直してくれるのか? いや違う。

病気を治すのは医療科学だ。

くどいようだが、もしお賽銭に入れようと握っている500円があるのならば、

僕ならジムのランニングコストあてる。

 少し、いやらしい話をしてしまうと、宗教法人の彼らがお賽銭やおみくじを売って年間1億円を得ても、税金はかからない。

 僕らが実労働により1億円稼いでも、5500万円を税金で持っていかれる。

 経営者視点でみると,ビジネスモデルとしては、素晴らしい。

少々話が逸れてしまったが、

この ”理由”と”数字”を徹底的に分析し、裏付けに沿った行動に移すことで、売れる確立は桁違いに上がる。

2.パーソナルトレーナーに資格は必要ない。

さて、本題のパーソナルトレーナー(※以降PTと記す)の話をしよう。

 PTを目指そう。PTになりたい。

 "そう思った時に、まずすべきことは資格の取得"

そう考えられる方も少なくないだろう。

2年前の自分も全くもってこの思想であった。

 

 日本の法律上、一般的なPTとしての活動には国家資格が必要ない。

 つまり、フィットネスジムに就職しようと思った時に、募集要項に記載されている有資格者とは、そのほとんどがNESTAやNSCA等の民間資格の取得者を指している。(稀に理学療法士や作業療法士を募集しているジムもある。)

こういったフィットネスジムは、民間資格の有無で知識量を判断しているのだ。

直近の2年間で1000セッション以上を担当させていただいたが、お客様に、保持資格の種類を聞かれたことはもちろん、資格の有無を聞かれたことすら1,2回しかない。ちなみにお客様の層は40代(30-50代)女性がメインなのでそのせいかもしれないが。

 

 当たり前のように、資格は取っておかなければいけないと思ったが、現場で活動してみて、意見は180度変わった。

 ちなみに、ほとんどの民間資格の場合、受験に数万~数十万円。資格の維持に年間、数万円かかる。

 自分が、強いて資格を取る理由を挙げるとするならば、それは月に一度、ジャーナルとして、フィットネス関連の最新情報や研究結果のまとめが送られてくるところと、セミナーやカンファレンスに一般の人より少し安い価格で行けることだろう。(ジャーナルの有無や頻度は団体によって異なる)

特にスポーツ選手を対象としたトレーナーであれば役立つ情報が多く記載されている。

 ただこれらの有益な情報も、大学や研究者の研究レポート(論文)を参考にまとめられているケースが多く、その気になればネット経由で、無料で、誰だって情報にリーチできるものがほとんどである。(一部、団体が独自で行っている研究もあるが)

あくまで個人的な意見なので、メリットとデメリットを明確に理解した上で資格取得の有無や団体に関しては、各自で検討していただきたい。

活動場所や各々の環境によっても変わってくるが、

PT=資格が必要 という安易な固定概念は一度疑ったほうが良い。

3.お金のためにトレーナーをやっているなら今すぐやめるべき

このNOTEの趣旨の一つとして”お金の稼ぎ方”というテーマがあるにも関わらず、これは矛盾しているのではないか。そう思う方もいるだろう。

 それはこの章を読み終わってから判断していただきたい。

“お金のためにトレーナーをやっているなら今すぐやめるべき”

これには前提条件がつく。

“好きじゃないのに” “やりたくもないのに”

“お金のためにトレーナーをやっているなら今すぐやめるべき”

ということだ。

“〜が好き” “〜をしたい”

といった感性は、残念ながらいまの社会では、わがままや自分勝手と捉えられる場面が少なくない。

しかしこれに関しては、はっきりと自信を持って言える。

“〜が好き” “〜をしたい”

といった感性は、わがままではなく原動力だ。

これは他の業種にも言えるが

世の中には、他にやりたいことがあったり、実はあまり好きではないのにもかかわらず、

 就職が容易、給料が安定している、仕事が楽だから、新しく人間関係を構築するのが大変、といった理由でトレーナーやフィットネスの仕事を続けている人がたくさんいる。

現に僕の周りにも数多くいる。

そういった人は、いますぐにでも辞めた方がいい。

好きでこの業界にいる人には絶対に勝てない。それだけでなく、いずれ仕事がなくなる。なぜ仕事がなくなるのかは、少し先でお話するとする。

フィットネスが本当に好きでこの業界にいる人は、いわゆる”仕事”と捉えられることに義務感を感じないからだ。

知識のインプット、トレーニングや現場での経験、事務作業ですらも楽しんでできる。

 自分の場合、フィットネスを通じてボディメイクの奥深さ、楽しさにのめり込んで、この仕事を始めた。

トレーニングや栄養学の知識を入れるフェーズは、例えるなら子供の頃、何時間でもドッジボールやサッカーができていた感覚に近い。

フィットネスに興味のない人から見たら、苦しいトレーニングを週6回1時間半続けることは苦行以外の何物でもないだろう。ただ僕にとっては、少年が時間も気にせずゲームに夢中になる感覚と一緒だった。

 こういった感覚を持っている人はフィットネス業界問わず、各業界にゴロゴロいる。

“好きじゃないのに” “やりたくもないのに”

他の理由でいまの仕事をしている人は、小手先の要領の良さで短期的には結果を出せるかもしれないが、長期的には必ず抜かれる。

お客さんの立場になって考えてみるとわかる。

どちらのタイプの人間にトレーニング指導をお願いしたいだろうか。

・具体的な集客・マーケティングスキル(ブランディング含む)
・カウンセリングからクロージングの流れ、リピート率の上げ方
・コストマネジメント(自分のジムの月次収支報告も公開)
・マネタイズ手法
・サービス全体のパッケージング

より実践的な、

学校では教えてくれない”稼げるパーソナルトレーナー論”

を次回以降、書いていきます。


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