【NJRPG/プレイエイド】DIYトレジャーボックス・オブ・ニンジャ:ビッグキャット
この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」のルールセットに対応した、AoSセッティング(あるいはトリロジーセッティング)で使用できるNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のデータや設定情報を収録するものです。
様式については【ソウルワイヤード・マガジン】で公開されている【トレジャーボックス・オブ・ニンジャ】に倣っており、過去にPC(プレイヤーキャラクター)として使用されていたニンジャについて、NPCとして使用できるよう調整をした内容となっています。
AoSスレイト【ニチョームのネコ】
ビッグキャット//Big Cat
「ビッグキャット(巨大な猫)」として知られるこのニンジャは、その名が示すように、全長3.2mほどの、猫を模したシルエットの着ぐるみめいた姿をしている。しかし、その全身はツギハギだらけであり、肝心の目鼻口といったパーツは完全に欠落しているなど、見るものに不安を与える要素に事欠かない。
その正体はバイオ研究施設からの脱走ニンジャ実験体であり、着ぐるみめいた外皮の内側には、本体であるバイオヒドラの群体が無数にひしめいている。群体ニンジャであることに加え、強力な再生能力によって損傷を即座に再生してしまうため、殆どの攻撃が有効打足り得ない、クリーチャー的な特性を持つ。
猫の模倣
「ビッグキャット」を誕生させた担当研究員は、専門であるヒドラ科だけではなくネコ科動物を好み、しばしば勤務中にUNIXでネコ科の映像コンテンツを嗜んでいた。「ビッグキャット」がこれを直接見ることはほとんどなかったが、「ネコチャン」「カワイイ」「オミミ」「シッポフワフワ」などの発言は、その生育過程に大きな影響を及ぼした。
バイオヒドラ群体は本質的に、赤みがかった不定形のゲル状繊維の姿を持つが、ニンジャとして活動するにあたっては人型の形状を模倣する。「ビッグキャット」の場合、そこに「ネコチャン」の要素が加わったことで、現在の形状を基本形にするに至った。
しかし「ネコ」が何なのかを理解しているわけではなく、仮に本物のネコを目の前にしてもそれをネコと認識できない。あくまでも「ネコ」は「ビッグキャット」にとって概念的存在であり、伝聞や推測を元に模倣する対象に過ぎないのだ。
◇NPCデータ:ビッグキャット
ビッグキャットは弱点である火を嫌がることを除けば、基本的にあらゆる攻撃を回避しない。攻撃者はゼリーで満たされた風船を相手取るような、奇妙な手応えを感じるだろう。
また理由は不明ながら、大型のチェーンソーを得物として体内に格納しており、有事には胴体部からそれを引き摺り出して敵を襲う。
◆ビッグキャット(種別:ニンジャ/バイオニンジャ)
カラテ 10 体力 25
ニューロン 6 精神力 4
ワザマエ 7 脚力 10/-
ジツ 3 万札 -
近接D:13(16~19)、射撃D:7、発動D:9、回避D:11(11~14)
◇装備や特記事項
防具 :『パーソナルメンポ/ニンジャブレーサー』
サイバネ:『▲▲▲▲戦闘用バイオトルソーLv2』、『△△△人馬の下半身』、『△バイオテイル』
武器 :『チェーンソー』
スキル :『●連続攻撃2』、『●連射2』、『●脆弱性:火炎(精神力1)』、『●疾駆』、『●突撃』
『◉バイオニンジャ化』、『◉◉タツジン:ツルギ』、『◉ヒサツ・ワザ:シールドブレイカー』
『☆ヘンゲヨーカイ・ジツLv3』、『☆◉ヘンゲ時武器銃器習熟』、『☆◉弾き飛ばし』
『◉獣化/黒い復讐心+◉◉◉狂気』:
敵から1ダメージ以上受けて【体力】を失った場合、次のターン開始時から戦闘終了まで
『近接攻撃ダイス』数が+3され、各ターンに得られる『回避ダイス』数が-3される。
ビッグキャットとの遭遇
ビッグキャットは神出鬼没で、ネオサイタマの何処にでも出現する可能性がある。しかし、大抵の場合はテリトリーや特定の巡回ルートを定めて、その範囲内で活動しており、ニチョームなどの一定以上の安全性が担保されたエリアは対象に選ばれやすい。
このニンジャは好戦的ではないが、テリトリー内で敵意を向けられた場合、対象を容赦なく殺す。時折ビッグキャットが頭陀袋を引き摺っている姿が目撃されるが、大抵の場合、中身はその犠牲者の死体である。
◇NPCデータ:ビッグキャット//ラーカー・ウィズイン
プラグイン環境の成長したPC向けの強化データ。『成長の壁(1)』を2~3個越えたPC3人程度を相手取ることを想定している。
PCがそれほど強くない場合、『回避不可』を付与したり、自動回復効果を削除したりしてタフネスを下げるのが良いだろう。
◆ビッグキャット(種別:ニンジャ/バイオニンジャ)
カラテ 13 体力 28
ニューロン 6 精神力 -
ワザマエ 7 脚力 10/-
ジツ 3 万札 -
近接D:16(19)、射撃D:7、発動D:9、回避D:13(10)
◇装備や特記事項
防具 :『パーソナルメンポ/ニンジャブレーサー』
サイバネ:『▲▲▲▲戦闘用バイオトルソーLv2』、『△△△人馬の下半身』、『△バイオテイル』
武器 :『バイオ触腕(チェーンソーとみなす)』
スキル :『●連続攻撃3』、『●連射2』、『●脆弱性:火炎(体力1)』、『●疾駆』、『●突撃』
『◉バイオニンジャ化』、『◉◉タツジン:ツルギ』、『◉ヒサツ・ワザ:シールドブレイカー』
『◉ツジギリ』、『☆謎めいたニンジャソウル』
『◉獣化/黒い復讐心+◉◉◉狂気』:
敵から1ダメージ以上受けて【体力】を失った場合、次のターン開始時から戦闘終了まで
『近接攻撃ダイス』数が+3され、各ターンに得られる『回避ダイス』数が-3される。
『●戦闘スタイル:薙ぎ払い攻撃』:
この攻撃は1回の判定で、ビッグキャットに隣接する2体の敵へ同時に発生ダメージを与える。
さらに、命中時にはすべての対象へ2マスの弾き飛ばしを与える。カウンター不可。
『●戦闘スタイル:飛び掛かり攻撃&喰らいつき』:
3マスまでの『飛行移動』を行ない、着地点に轢殺ダメージ1(回避HARD)と押しのけを与える。
この追加移動後、1ダメージ固定の『拘束攻撃(痛打・サツバツなし)』を行なう。
※轢殺攻撃が命中していた場合、これは回避HARDとなる。
この攻撃による「拘束攻撃」の脱出難易度は【ワザマエ】U-HARDであり、『拘束』されている敵は、
ビッグキャットの手番開始フェイズに、喰らいつきによる回避・軽減不可の2ダメージを自動で受ける。
『☆ヒドラの超再生力+異質な精神』:この生物は以下の特性を持つ。
*毎ターン【体力】をD3回復する。
*精神力ダメージを体力ダメージに変換する。
*受けた能力値ダメージを『痛打+D3+1』、『即死!』を『痛打+D6+2』に変換できる。
ビッグキャットのユウジョウ/センパイ判定表
ストーリーでビッグキャットに遭遇したPCは、いつでもビッグキャットに対するユウジョウ/センパイ判定を行える。
ただし、それが敵対的な出会いであり、関係性が改善していなかった場合、ビッグキャットはユウジョウ/センパイ判定のふりをしてPCをバラバラに解体しようとする。
判定に用いるダイス:PCが望む任意の能力値(【ジツ】値は2倍で換算する)
親密度1:(((「ビッグキャット=サンは喋れないんだけど、
たぶん何を言っているかは分かってると思う!きっと頭のう指数が―――」)))
報酬:『◉狂気』、『◉知識:ネコ』
親密度2:(((「ビッグキャット=サンは体がやわらかいんだよ。ほら見て―――」
彼女が手を押し込むと、ビッグキャットの体にみるみる飲み込まれてゆく)))
報酬:『◉狂気』、『◉知識:ネコ』
親密度3:(((「ビッグキャット=サンは手先が器用なんだよ。
ふにゃふにゃしてるから何でも掴めて、チェーンソーとか―――」)))
報酬:『◉狂気』、『◉知識:ネコ』
親密度4:(((「ビッグキャット=サン、この本によると、
ネコチャンは寒いのが苦手なんだって。でもマヌル―――」)))
報酬:『◉伝染する狂気』、『◉知識:ネコ』
爆発四散:「MEOOOOOOOOOOW!」
報酬:『**セルラー・オブ・バイオヒドラ**』
【万札:UR】:『**セルラー・オブ・バイオヒドラ**』
ビッグキャットの残骸に残されたバイオヒドラ細胞。時間経過により増殖する。
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