見出し画像

地元愛×国際協力!WE21ジャパン相模原 シリア講演会同行記

こんにちは!広報インターンの沓掛里美(くつかけさとみ)です。
早いもので、もう8月ですね。
今回は、先月開催されたWE21ジャパン相模原さん主催のシリア講演会に、登壇したスタッフ・並木に同行して参加してきたときの様子をお伝えします!

WE21ジャパン相模原さんの紹介

WE21ジャパン(以下「WE21」)さんは、地域の方から寄付された衣類や雑貨などを販売するチャリティショップを運営し、その売り上げで環境事業・民際支援事業を行っているNPO法人です。
神奈川県を中心に色々な街にお店がありますが、それを運営しているのは各地域にあるそれぞれ独立した法人です。今回は、WE21ジャパン相模原さんにお伺いしました。
JVCの事業も2000年代から支援の対象にしていただいており、長い間お世話になっている団体です。
WE21ジャパン相模原さんのウェブサイトもぜひご覧ください!

今回訪問したのは相模原でしたが、私も以前、地元・神奈川県平塚市にあるお店に物を持っていったことがあります(こちらはWE21ジャパン平塚さんです)。とてもご縁を感じ、是非とも本イベントには参加したい!と思いました。

講演の概要

今回の講演のテーマは、JVCが行ったシリアの地震支援についてでした。
まずは、並木が学生時代の留学中に撮った写真などとともにシリアという国が紹介されました。
その後、「アラブの春」から「21世紀最大の人道危機」とまで呼ばれる状態に至った経緯が説明されました。
そのような中で今回の大地震が起こり、「ただ事ではない」事態を前にJVCが支援実施を決め、困難を伴いつつも現地団体と協働して食糧・物資配布支援などを行った過程が、赤裸々に語られました。
また、WE21さんはJVCのアフガニスタン事業の支援もしてくださっているので、当事者の方からのコメントなどについても話題になりました。

普段物資を配る支援はしないJVCですが、今回ばかりは「あまりにもひどすぎる」ということでこの支援の実施が決まったそうです。10年以上内戦が続いている場所で大地震が起こったことが、どれほどその地の人たちを苦しめているのか、その深刻さが胸に迫ります。

活発な議論

今回の講演会は、リラックスした雰囲気の中ぶっちゃけた話も深刻な話もあり、議論も尽きず、本当に興味深かったです。
質問タイムになると、参加されたWE21の皆様から質問やコメントがたくさん出ました。
イスラームの各宗派同士の現在の関係性についての質問などからスタートし、識字能力の重要性、果てには紛争に際しての大国の影響といった非常に大きなテーマにまで話が及びました。
並木は、たくさんの支援で事業を支えてくださっているWE21さんへの感謝とともに、しなければいけない活動が多すぎる世界の現状を前にしたつらい思いも語っていました。
このような世界において、困難な状況に置かれた人々のことを思い出し、考え、声をあげ続け、一緒に関わっていく仲間の存在が大切だということを共有する場となりました。

こういった学習会は、新たな知識を得ることはもちろん、その内容に心を動かされ、ディスカッションの中で自分が今まで持っていなかった視点に出会えることが、大きな魅力だと思います。今回の講演会にはまさにそれが凝縮されていて、私もいつの間にか一参加者として、メモを取る手が止まらなくなっていました。

WE21ジャパン相模原さんのお店訪問

講演会のあとの午後には、WE21ジャパン相模原さんのお店にお邪魔しました。お店には、地域の方が持ち込んだ古布をボランティアの方がリメイクした、素敵なお洋服や小物がたくさん売られていました。
他にも、綺麗な食器やおしゃれな雑貨など、魅力的な商品がたくさん並んでいて、買い物の予定がなくてもつい何か買って帰ってしまいそうです。
WE21相模原さんはこの他にも、地域通貨のポイントが貯まるQRコードを店頭に用意したり、地元の公民館でワークショップを開催したりと、地域に根ざした活動をされています。
何より、ボランティアの皆様が本当に楽しそうなのが印象的でした。

後日、数年ぶりに地元・平塚のお店に行ってきました。こちらも、相模原さんと同様、素敵な商品でいっぱいでした。それらを買うことが国際貢献に繋がるなんて素晴らしすぎます。これからは買い物をするとき、ぜひWE21さんのお店も見に行くようにしようと思います!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
JVCは、今後もnoteで様々な記事をアップしていきますので、どうぞご覧ください!

JVC各SNSのアカウント

🔴Twitter

https://twitter.com/ngo_jvc

🔴Instagram

🔴Facebook

🔴Peatix

JVC主催のイベント情報を掲載しています!

もしよければ…

是非記事のシェアお願いします!

物品支援もお待ちしております

皆様の物品支援により去年1年間で1400万円集めることができました。皆様のご支援のおかげです。是非、お部屋を片付ける際など、ご検討の程よろしくお願いします。

南スーダンのスーダン難民キャンプの子ども1人が、毎月500円で学校に通うことができます。
栄養失調の子どもがいるガザの特に貧困家庭1つに、1000円で栄養価の高い地元の食材を使った食料パッケージを受け取ることができます。


この記事が参加している募集

イベントレポ

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも国際協力・支援に興味を持っていただければ幸いです。 サポートだけでなく、スキ・フォロー・シェアなども国際協力の輪は広がる糧になります。ぜひよろしくお願いします。