20190512畑前

いころ農園

20年以上手つかずの土地で、自然農をはじめました。

名付けて「いころ農園」です。

山からお水が常に流れ込んでくるすてきな場所です。

お水が少しずつ少しずつ、長い歳月をかけて土を運んできてくれて。

もともとは溜池で、今は半分以上が荒地ところどころ湿地状態になっています。


この土地を知る地元の方々からは「むずかしいよ」と言われましたが、大地のパワーを信じて、作物を植えてみました。

【5月12日(日)】


畑と言ったら、土を作って畝を立てて作物を植えるのが普通です。

でも、この土地が持つ力を信じてみよう!という信念のもと、土を軽く掘り起こして植え付けるだけのとてもシンプルなやり方。

もともとは完全に草に覆われた荒地状態。

その一部だけを掘り起こして、植えた様子です。

【5月23日(木)】

左が植え付け当初。右がちょっと育った様子。

表面はカラカラですが、土の中を水が移動してるようで、元気!

【5月27日(月)】

ズッキーニがつぼみをあげています。

苗の大きさに対して…かなりの大きさです。ちゃんと咲くかな?

山からのお水が常にしずかに流れ込む場所があります。

そこを、水汲み場として整備していってます。

ゴミを取り除きながら深く掘り下げたり、拡張したりして少しずつ。

この写真では見えにくいけど、小さな生き物が集まってきました。

この水場には、サワガニ、トノサマガエル、アカハライモリが住んでいます。

ここに集う小さな生き物たちと、水生植物の楽園を兼ねた水汲み場を作っていきたいな。


里山に息づく自然は、ほったらかしが「自然」なのではなくて、

自然と人の共存があって初めて成り立つものです。

それは活字や言葉では伝えきれない。

実際に経験して、肌で感じて、心で味わうことこそが一番の学び。


物心つくころから、山を駆け回って「自然」と共に育った野生児は、

野生児を増やしていきたいという思いがあります。

ここでも野生児の集い「いころイベント」を催せるようにしていきたい。

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