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好きな音楽 〜やさぐれ歌謡〜について

「スキ♡」を押してくださった皆さん、
ありがとうございます。

ビックリしました。
とても嬉しいものですね。

さて今回は
スキ♡な音楽のことを書いてみます。

音楽…色々聴きますが
いちばんの好物は
昭和40〜50年代ごろの
「やさぐれ歌謡」。

やさぐれ歌謡と聞いて
皆さんはどんな曲や歌い手さんを
想像するでしょうか?

山本リンダさんの
「どうにも止まらない」や
奥村チヨさんの
「恋の奴隷」
あとは欧陽菲菲さんの歌…
とかかなぁ。

どれもまさに名曲、ですよね!

うーん、それも素敵だけど、
私の本当に好きなのは、
あまり…
有名ではないかもしれない…。

例えば、

「恋のチャンス」ポピーズ(1974)
→恋のチャンスは男次第!と
男性を鼓舞する歌。

ものすごい媚びてるような歌詞だけど
ファンキーな曲調と
力強いユニゾンの歌唱で、
相手にケンカ売ってるように聞こえるw

「夜泣き女」サンとロペ(1970)
→これもドスの効いたデュオ。
男にみじめに捨てられた女が
それでも前を向いて生きていく…

この時代、基本
一方的に捨てられちゃうんですよね、
女って。
こんなに強そうなのに。

「凍土(ツンドラ)シティ」山内恵美子(1979)
→冷たい都会を凍土に例えたダンスチューン。
のっけから「あたしいい女〜♪」
って言うあたり、
この人が報われない理由が
わかる気もしますw

「レイザーダンシング」など
言葉選びも絶妙!

「私の彼」しばたはつみ(1975)
→「そんな男やめたほうがいいよ!!!」
って全力で止めたくなるようなDV男を
「くちづけが上手いから」って理由だけで
追いすがる女の歌。

これって共依存?ってやつなのでは…。
明るいサンバと
歌われてる悲惨な現状が
乖離しまくってて面白いです。

「愛の賛歌」平山三紀(不明…)
→筒美京平さん作の知られざる名曲。
ピアノの旋律も美しい!

などなど、です。

共通して
【女性が恋や人生にトチ狂ってる歌】
が多いかなー。

※※※

好きな曲に共通して描かれている
「媚びる・すがる・突進する」
女性像って、

今聴くと「ないわー!」って
ものすごく笑えたり、

逆に「わーあるある」と
うなずけるものもあって
すごく魅力的。

中には、
普遍的な素晴らしい内容の歌詞、
キラリと光を放つ名曲もあったりして。

上の例のなかでは、
平山三紀さんの
「愛の賛歌」がそれです。

(“アナターの燃える手で〜”
の歌じゃ、ないんですよ!)

心を閉ざしていた男が、
自分のなかに芽生えた
愛情に気がつき

一歩、外に出ようとする…
まさにその時の
心の動きが歌われています。

カバーしようとして、
素で歌ってみた時
内容が心の深い部分に
ストンと入ってしまい

一人きり、狭い防音室で
ポロポロ泣いてしまったことがあります。

※※※

当時の演奏技術も、
すご技も・ミョーなのも含めて
みんな味わい深いです。

話題にしても
周りにわかる人が
あまりいない(泣)ので、

その曲を流しつつ歌い踊って、
曲の「ひとり啓蒙活動」をしたことが

「恥御殿」のパフォーマンスに
つながってます。

※※※

冒頭の写真は2018年、
マイナビBLITZ赤坂でのステージでの一コマ。

広い会場、たくさんのお客様の前で
好き放題させてもらえて
ホントに楽しかった〜♪

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