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私がNHKから国民を守る党(N国党)を支持するまで

巷を賑わせるNHKから国民を守る党。

大した内容ではありませんが、N国党の支持者も、そうでない人も、N国党のアンチも、「どのような流れでN国党を支持するようになったのか」「N国党の支持者は何を考えているのか」についての一つのサンプルとして、ご一読頂ければ幸いです。

私がはじめて、N国党および立花孝志氏を知ったのは、2016年の東京都知事選挙です。東京都民で、当時すでに選挙権を持っていたため、都知事選候補者の政見放送を見たり、ネットで情報を集めていました。

当時は、立花孝志については、「NHKの政見放送で、NHKをぶっ壊すって言っている変な人がいる笑」程度の認識でした。一緒に都知事選に出馬していたマック赤坂氏と同じ扱いです。特に、あまり関心は持ちませんでした。

その後も、イラネッチケー裁判(テレビにイラネッチケーという、NHKだけを受信できないようにする帯域除去フィルタを設置して、NHKとの契約義務がないことを確認する意図で起こした裁判)やワンセグ裁判など、度々N国党のニュースを目にする機会がありました。「NHK問題で、本当に強い意志を持って戦っている人がいる」という認識を持つに至りましたが、やはりそれ以上の関心は持ちませんでした。実家暮らしで、両親がNHK受信料を払っているためかもしれません。

その後は、今年4月に行われた統一地方選挙でN国党を目にしました。私が暮らしている自治体にも、N国党の候補者がおり、選挙公報の紙で目にしましたが、やはりスルーでした。その時は、自民党の候補者に投票しました。

私はどちらかと言えば、保守派に該当するでしょうか。外交、安全保障においては自民党の政策を支持しますし、経済においても高い就職率など雇用の安定を理由に自民党を支持しております。私は今年が就職の年でしたので、売り手市場には助けられたと考えておりますし、内定先企業にも納得しています。

ただ、自民党については消費税増税への懸念がありました。そういった意味で、後に登場した山本太郎代表のれいわ新選組については魅力的に映りました。山本太郎代表は演説が上手く、Twitterなどで目にする彼の演説には引き込まれるものがあります。

しかし、れいわ新選組は左派勢力ですので、外交・安全保障などでは山本太郎代表とは食い違うものがあります。また、経済政策についても山本太郎代表のいう政策は、正しいような気もするけれど、間違いかもしれない。れいわ新選組は相当に危険な勢力ではないか、という懸念もありました。最低賃金引き上げ政策についても、大幅に最低賃金を引き上げた韓国ではますます失業率が悪化し、若者は就職氷河期に苦しまされているというニュースを目にします。前述のように、売り手市場の恩恵を受けた私にはやはり自民党が無難かと考えました。少なくとも、自民党政権なら日本は緩やかな衰退で踏みとどまるだろうと。

そんな折、再び目にしたのがNHKから国民を守る党です。もちろん、きっかけはあの政見放送です。Twitterで話題になっていたのを見て、Youtubeで全編を視聴しました。

「不倫、路上、カーセックス」というワードはインパクトありますが、前述のように、私は以前から立花氏がNHK問題で真面目に活動していることを何となくは知っていたため、あまり気にしませんでした。政見放送をネットでバズらせる戦術として、わざとそういうことを言っているんだと考えました。また、この政見放送で注目を引いたのが京大医学部卒の浜田聡さんです。京大医学部卒で現役医師の彼がN国党から立候補しようとするという事実は、N国党が決してギャグなどではないと確信させるには十分でした。さらに、調べてみた結果、先日の統一地方選挙でN国党の議員が26人当選していること、私の住む自治体からも当選していることを知りました。私は立花さんの過去のYoutube動画を視聴し始め、その面白さに引き込まれました。晴れて、立花孝志ファンになったわけです笑

立花氏の動画の注目を引くポイントとしては、やはりすべてをオープンにしていることでしょうか。NHKに乗り込む動画などは、実際のやり取りが動画ですべて記録されており、ドキュメンタリーとして非常に面白いものでした。立花氏の動画は、ほとんど編集されておらず生のままのものが多いです。そのぶん、NHK問題のリアルを肌で感じ、立花さんの本気の活動に惹かれました。(下の動画などです。女神なぎさちゃんも可愛いです。笑)

ただ、それだけでは参議院選挙でN国党に投票しようと決意するに、まだ決定打を欠きます。私自身としては、実家暮らしで両親がNHK受信料を払っているために、NHK集金人に直接悩まされた経験はありませんし、NHK問題も大事だがやはりワンイシュー政党よりも、もっと普通の政党に投票するべきではないかという気持ちもありました。また、正直N国党に投票したところで、当選せず死票になる可能性も高いのでは?という思いもありました。

しかしながら、さらに動画を視聴した結果、以下の3点の理由で投票を決めました。

①NHKから国民を守る党は、NHK問題以外では直接民主主義を採用すること。

直接民主主義については、以前から「支持政党なし」の存在を知っており、気になってはいました。私が消費税増税について、懸念を持っていたのは前述の通りです。現行の制度だと、正直自民党以外の政党に経済や安全保障を任せられないので消極的支持で自民党に投票したものの、その投票行動が自民党が進める消費税増税にも賛成することになってしまう、という問題点があります。個別のイシューについては、大きな食い違いが発生します。一方、スマホなどインターネットを活用した直接民主主義では個別のイシューごとに自分の意見を反映させることができます。

私は何も、すべてが直接民主主義で行われるべきとは思いません。しかし、既存の与党・野党に加えて第3勢力として直接民主主義の勢力が存在することは大きな意義があるように思えたのです。(以下は私のツイートです)

N国党の目指す直接民主主義は、以下の動画でわかります。

②NHK自体に非常に大きな問題性があること

これは、以下のような動画をご視聴頂ければわかります。紅白歌合戦や大相撲、ワールドカップなどの放送においてNHKは非常に大きな問題性があります。このことは、私が感情面で「NHKをぶっ壊したい!」と思わせるに十分でした。この動画を視聴した結果、私は確かに立花氏は粗暴だけれども、NHKという巨悪を倒すためにはこのくらいやらないとダメだ、という気持ちにもなりました。

③N国党への投票は、死票にならない可能性が高いこと

最後は戦術的な面ですが、N国党は当選者を出せなかったとしても、選挙区で2%をとるだけで大きな意味があることを知ったことです。選挙区での2%の得票は、過去の幸福実現党の例からかなり可能性が高く、仮に当選しなかったとしても、自分の一票はN国党を前進させるために大きな意味があることがわかりました。

結果、もし一票を投じるなら、自民党に投票して現状が何も変わらないよりも、NHKスクランブル化と直接民主主義を掲げるN国党の可能性に期待したわけです。マツコ・デラックス氏や古谷経衡氏の言うように、特に考えもなしに票を投じたわけではなく、自分なりの思考の過程がありました。


以上になります。非常に長くなりましたが、N国党投票者のサンプルとしては良いものになったのではないかと思います。ここまで、ご一読頂きありがとうございました!

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