猫を飼って2週間が経った

2/5(月)に写楽を連れてきてもらって、早2週間。犬の里親募集界隈のトライアル期間と同じだけ過ぎた。

このトライアルというのは「里親候補の家で生活してもらうけど所有権はまだ渡さないよ。飼育に不安があるようなら戻してもらうよ」とするためのもので、各団体の規約によるがだいたい2週間というパターンが多い。それは割と理にかなってるなーと思う。最初の1週間は犬が前の世話係を恋しがったり間取りを覚えてなくてトイレの失敗が多かったりあるいは先住犬がいる場合にお互いを慣らすための調整が必要だったりと大変なのだけど、次の1週間でかなり懐き、飼い主も離れがたくなる。

私の場合、最初の1週間は猫と生活するための家具配置が終わりきってなかったり、動物病院に連れて行ったり(猫エイズと白血病がないことを確認。あとワクチン接種)、フードを買い忘れていてあれこれ探し回ったが結局買えずにコンビニ猫缶調達したり(薬局とかに売ってる着色料でカラフルになってるやつは猫に良くない)、翌日にヨドバシドットコムから届いたサイエンスダイエットが写楽に劇的に合わず再度買い直しになったり、5時半に人間を起こすという情報を聞いていたもののあまり対策をしていなかったり(普段2時に寝ていたので睡眠不足が…)と、どちらかというと準備不足な失敗が続いた。しかし次の1週間ではフードはロイヤルカナン(高級メーカー)の大袋入りが届いて食いつき・体調もよく、トイレ掃除も猫トイレの隣に蓋が二重構造で匂いの漏れないゴミ箱(人間のおむつポット)を置いて手間が掛からなくなり、運動したいと鳴く時には100均の猫じゃらしでもよく反応してくれるしたまには共用のリビングに連れて行って広いところで運動させるルーチンが完全にでき、「こんなに簡単でいいのかな…」と思うほど写楽の世話が生活の一部になった。

いや成猫ラグドール飼うのめっちゃラクですよホントに。犬だったらまずトイレシートの認識から入らないといけないから朝一のトイレトレーニングチャンスを逃せないし、散歩も必要だし、懐いたら懐いたでずーっと見てくるし、目があったらお腹を撫でることを無限に強要するし大変ですよ。普通猫は普通猫で抱っこできるまで時間掛かるし、動きが身軽だから高いところに避難させて置いたものも容赦なく落とすし、もし廊下とかに脱走したら捕まえるのも大変だろうし。あと今回トイレと爪研ぎは事前に貢いでおいたものを預かり家であるエデンハウスで使っていてもらったので、新しい部屋の配置でもちゃんと認識してくれて本当に楽だった。

猫を飼うことにしたのは本当に急で、物件探しも十分な時間が取れなかったし(とりあえずペット可シェアハウスに転居した)、万全とは言いがたい状態で迎えてしまったし、反省するところが結構ある。それでも本当に「飼うって言ってよかった!」という感じ。実は3年ほど前の黒歴史として「ペットを飼いたいけど私一人しか相手をしてくれないとペットがかわいそうだからシェアハウスを運営する」という理由で某ハウスを切り盛りしていたことがある。そこで血縁者の反対もあった末に「里親募集中の犬の短期預かりスタッフとして犬と同居する」という結論で某団体に所属。

しかし団体管理の犬が不手際で死んで(感染症)スタッフの離反という人間関係トラブルがあったり、年下の夜の商売のおねーちゃんに同世代ということで個人的に懐かれたり(動物愛護スタッフはほとんどが暇な主婦なので年代が近い人が他にいなかった)、里親になりたいはずの人とのお見合いを何度もドタキャンされたり(雨の中犬連れでタクシーに乗った直後にドタキャンメール確認した時はホントに…)いろいろと大変だった。ボランティアをやめた理由は、合計6頭の世話をしたものの、一番可愛いと思った3頭目の犬が里子に出て以降完全に義務感だけで継続していてやりがいも楽しさもなく、いずれ里子に出ることから可愛いと思う気持ちすら止めていて意味がなかったから。

3頭目の子は、繁殖母体に使われていたポメラニアンで、人間の残飯食べていたらしく歯もボロボロだし丸刈り状態で渡されていて(ブリーダー→引き出し交渉団体→当時所属していた団体→預かりスタッフと犬が移動する中、おそらくあまりの不衛生さに引き出し交渉をした団体が良かれと思い丸刈りにした)最初に見たときは豚みたいな状態だった。でも一緒に住んで3日目ぐらいに「この子に里親見つからなかったら引き取ろう」と思ったし、それから3ヶ月半世話をして毛も生え揃い可愛くなったあたりで里親が見つかり、すごく後悔した。それで、「この子なら飼ってもいいかなと思えるかどうかは出会ってすぐにわかる上に相当貴重な出会いだから、今度そういう場面が来たら躊躇しないでおこう」と決めていたのが今回の写楽の引き取りにつながっている。

(ここでそのポメラニアンの写真を載せたいところだけど、当時の所有権は保護団体にあるとか今は里親のものだとかうるさーい指摘をする人が結構いるのでアップできない。動物愛護界隈は既婚女性=鬼女で回っているのだ…)
(代わりに実家で飼ってたポメラニアン。1年ちょっと前に寿命で亡くなってしまった)

目下の悩みは、本人の毛繕いがあまり上手じゃなく毛玉がちょいちょいできていること。動物病院曰く「入院させてバリカンで取る」という話なので、麻酔を打たれるのではないか、ハゲを作られるひどい状態にされるのではないかという心配があり、とりあえず自分でできる範囲でちょこちょこやっている。

(猫の飼育費用を経費にするために投げ銭スタイルにしますが特に追記はありません)

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