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ボンディングソフト「Speedify」をライブ配信に使ってみる。(2. ライブ配信で実際に使用)

久しぶりになりました。
今回はSpeedifyを実際に使用してみた!編です。
あまり内容の無い、薄い記事になってしまいました…

前編(1. 紹介とソフト導入まで)はコチラ

いくつかの現場で使用してみた様子を書き連ねていきます。

①YouTube配信-演劇

滋賀県で演劇の配信でした。

回線は4回線をボンディング

  • NUROモバイル ( MVNO系 docomo回線)

  • povo (MNO系 au回線) × 2回線

  • mineo (MVNO系 SoftBank回線)

3大キャリアすべてを使っています!


会場環境

元々問題なく3キャリアの電波が入りやすい会場でした。
配信卓の設置場所も、舞台裏の窓がある部屋を使用。
正直この会場は4回線も必要なかったかも…?


YouTube打ち上げビットレート

1080p30を選択。
まあ動きも少ない配信なので、わざわざ60pにしなくても良いかな…という判断です。


結果

まずはこの日のスピードテストの結果を御覧ください。

スピードテストの結果

下り:40Mbps
上り:57Mbps

安定の速さです。これは不安も何もなく…??

と思っていましたが・・・!?


配信中・トラブル発生!

配信の途中、データが打ち上がらない問題が発生

これには本当に焦りました。低予算だったので一人でSW・音声・配信管理・テロップetc…を担当していました。

とりあえず原因究明のため、カメラ画は引き画に固定
原因究明を始めるも…(ここまで30秒)

数十秒後、配信が復活!!!

とりあえず一安心です。
幸いエンコーダーはキャッシュ有りのWebPresenterを使用。
キャッシュが一時20%程度まで溜まりましたが、回線復活後は解消傾向に!
エンコーダーはキャッシュ有り一択だなと実感しました。

WebPresenterHD レンタルも行っています!
詳しくはコチラ↓↓↓
https://ni-studio.net/wphd/

広告宣伝の時間です


なぜ回線が落ちた??

この理由はよくわかりませんでした。
WindowsPC側の問題?
Speedifyの問題?
Conectifyの問題?
回線の問題?

なぜかはわかりませんが、安価に、気軽に利用できる点を考えるとこれくらいが限度かも?と考えたり。
超安定した回線を求めるのなら、
PepLink / LiveU / TVU / Bond
とかを使う必要があるってことでしょうかね。


②YouTube配信-吹奏楽

続いてもYouTube。というか基本すべてYouTube。
吹奏楽配信の現場で使用しました。

回線は4回線をボンディング

  • NUROモバイル ( MVNO系 docomo回線)

  • povo (MNO系 au回線) × 2回線

  • mineo (MVNO系 SoftBank回線)

3大キャリアすべてを使っています!


会場環境

会場は京都府京都市北区、山のふもとあたり?です。(金閣寺のあたりですね。)
以前ここで配信したことがあったのですが、大きな問題が
それは…

"どのキャリアも電波が弱い!!"

場所が元々電波が入りにくい&建物の影に隠れるような場所
ということで、どの電波も非常に弱かったのです。
ですから、今回は4回線のボンディングを気合を入れて挑戦しました。


YouTube打ち上げビットレート

打ち上げのビットレートは1080p30, 4Mbps程度
まあ普通ですかね。本当は60pで配信したかったのですが、前回のことがあるので安全を見て30pを選択。


結果

そんな不安はありましたが、"本番は"問題なく配信終了!
一度も途絶えることなく安定して配信できました。

4回線ボンディングの様子


"本番は" って????

実は本番配信前、少しトラブルが有りました。
配信直前まで、別枠でリハーサル配信を行っていました。
「問題なく打ち上がっているか?」などを確認していたわけです。

小一時間リハーサル配信を終え、
ストリームキーを変更していざ本番配信!
しかし、WebPresenterで"OnAir"を選択しても、何故か打ち上がらず、キャッシュが溜まるばかり…

このときは開演まで30分程残っていたので、万が一の場合は解像度を落として1回線で配信しよう、と考えたりもしましたが、

一つ思い出しました!

Connectifyに多少癖がある

ということを。

うまく行かない時、Connectifyを再起動すると直ったりするんですよね。
ということで、早速再起動…

無事打ち上がった…!!!!

良かったです。なんか癖あるんですよね。このソフト。

OBSでは?

これ、Connectifyに癖があるだけで、OBSとかPC上で配信する場合はこんなトラブル起きないと思ってるんですよね。
日常生活でSpeedifyはよく使ったりするんですが(後述)、そこは基本トラブル無いです。


③日常使いでボンディング

仕事でホテルに泊った時、回線弱いホテルって結構ありますよね。
あとセキュリティ問題とか。

コチラは東京の某ホテルでボンディングした様子です。

ホテルでボンディング

回線は3回線をボンディング

  • NUROモバイル ( MVNO系 docomo回線)

  • povo (MNO系 au回線)

  • ホテルのWi-Fi

使用感

遊びでちょっとやっただけなので、あんまり覚えていない()のですが、まあそこそこ使えました。

問題も…

例えばdアニメストアのような、ストリーミングサイトを視聴しようとした時、
"海外からのアクセス"
と認定されて弾かれてしまうようです。

サーバーは東京のハズなんですけどね…
理由は不明です。VPN全般がNGってことでしょうか。

④新幹線でボンディング

これは結構おすすめです。
新幹線で仕事したいときってありますよね。
仕事じゃなくても、ネットサーフィンとか。

もちろん新幹線にもFree Wi-Fiありますが、遅い!!
そしてモバイル回線もそこそこ遅い!!

遅いなら 数の暴力で解決すれば良いじゃないか

新幹線内でボンディング

のぞみの7号車 S-Works席は、一応Web会議OKな座席になっています。
ちょうど用事があったので、短時間だけ会議に参加することに。
(流石に無言参加でしたが)

トンネル内でも安定して受信することができていました。
これなら安心ですね。

他にも…

YouTubeライブの配信監視(主に下り速度が重要)や、
24時間配信耐久試験も行ってみました。

3~4回線あれば、そこそ安定して配信できていました。
下り/上り共に50Nbps程度出ることも!?あった気がします。

【まとめ】ライブでボンディングしたい!理想構成は?

ボンディングはSpeedify+Connectify
エンコーダーはWeb Presenter HD

ではないでしょうか。基本Speedifyでボンディング、
万が一の際も、エンコーダーのキャッシュ機能で回線遮断時のリスクを確保。予算の少ない配信であれば、これがベスト構成かと思います。

余裕があれば?

ここにもう1台別のエンコーダーと、モバイル回線1回線用意したいところです。
YouTubeのバックアップ回線にコチラで送るって考えですね。
メイン・サブ両方に送るのは、冗長化の基本だと思うので。

Speedifyの導入に悩む方に朗報!?

宣伝入ります。
Ni-Studioでは、

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