こんにちは。
恵比寿の美容室、OrBでヘアデザイナーをしていますナカセコミユキです。
先日、めまいや耳鳴りが1週間以上続き、自律神経があぶないなーと用心して過ごしていたものの、ちょっとのきっかけでサクッとバランスを崩し、何年かぶりに40℃の高熱が出ました。
このご時世なので、自宅でキットを使って検査してみたところ、案の定、くっきりと陰性のラインが‥。インフルエンザのA・Bが同時に流行り、パンデミックしたあの年にも何の検査にも引っかからず、41℃あるからってだけでいろんな抗生物質を処方されたっけな‥。

東洋医学では、自律神経が崩れることにより高熱が出るっていう見方があるらしいんですけれど、西洋医学にはそのような観点はないみたいですね。コロナ禍なこともあり、高熱で外には出られないので、今回はひたすら寝込んでゆっくり熱を下げることに。
高熱を出してから数日経過し、徐々に微熱レベルになった頃、いつもより髪が大量に抜ける！といった経験をしたことありませんか？これ、中毒性脱毛症っていうんだそうです。高熱を出すたびに「私、前髪の量減ってない？」とサロンのスタイリストに聞き「え？分からない」という回答をいただくのでした。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回は髪質改善に効果的な活性ケラチントリートメントの主要成分『ケラチン』について少し掘り下げてみましょう。メカニズムを知らなくても、髪がツルツルになると嬉しいものですが、髪の内部で何が起こっているのかを知れば、もっと前向きに髪質改善に取り組めるはずです✨

髪の99%はケラチンでつくられている | 恵比寿・美容室・髪質改善・OrB

そもそもケラチンとは？

髪の主成分は、99%がケラチンで構成されています。何らかのタイミングで誤って髪を焦がしてしまった経験がある！という方も多いのではないでしょうか？髪が焦げたときに独特のにおいがするのは、ケラチンが硫黄を含んでいるためです。
ケラチンは、髪以外の爪や皮膚の角質層を形成する成分でもあります。ケラチンの性質は部位によって「硬ケラチン」「軟ケラチン」の2つに分かれていて、髪や爪は「硬ケラチン」、皮膚の角質層は「軟ケラチン」で構成されています。

アミノ酸の一種であるシスチンが大量に含まれているのもケラチンが持つ大きな特徴のひとつです。そして、このシスチンが酸化してシステイン酸という異常物質が発生すると、髪のダメージを引き起こすのです。

活性ケラチンはなぜ髪質改善に有効なのか？

活性ケラチンは、髪に浸透しやすいことに加え、髪内部の成分と効率よく結びつく性質があります。本来髪が持つ成分と同じ物質を補給するため、活性ケラチンは髪の奥まで浸透しやすく、従来のトリートメントより効果が持続しやすいのが特徴です。1回の施術で効果の実感できる即効性と、みずみずしいしなやかな手触りが続く持続性に優れた点が活性ケラチントリートメント最大の魅力です。

活性ケラチントリートメント『モルティナ』の施術では、仕上げに高温アイロンの工程が入ります。これは、活性ケラチンをアイロンの熱と反応させて髪の成分と結びつけるためです。高温アイロンでストレートの状態にしたとき、髪内部と活性ケラチンの結合が増えることにより、くせ毛やうねりが伸びて緩和され、まとまりやすい髪へと改善される仕組みになっています。

活性ケラチントリートメントの持続力、実際にどれくらい？ | 恵比寿・美容室・髪質改善・OrB

サロントリートメントの持続性は、ダメージレベルや日ごろのお手入れの方法にもよりますが、通常のトリートメントで3週間前後と言われています。しかし、実際に施術を受けたお客さまの意見では、4週間～1か月ほど効果が感じられるといったケースが多いようです。
美髪を目指すのであれば、トリートメントの効果がまだ残っているうちに次のトリートメント施術を受けることがポイントになってきます。活性ケラチントリートメントの場合、髪そのものの成分を浸透・定着させるため、2か月ほど効果が持続します。

そのため、美容室でのカットやカラーが必要になるタイミングで施術しやすいのも魅力です。これまでのトリートメントよりも、プレッシャーを感じないで髪質改善に取り組めるかもしれません。もちろん、トリートメントだけの施術で美容室に通う日をつくるのも、ご褒美感があってモチベーションアップにつながりますよね。
美髪への道は継続が何よりも大切なので、自分に無理のない方法で髪のエイジングケアと向き合ってみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました！