四日目

議論を見学した。
常連の客6、7人のためによくここまで本気になれるなと思った。

だがそれは、十数年後自分がサービスを受ける側になったときまで、このサービスが残っているようにという思いもあるのだろう。
ここに住む人にとって、介護をする側からされる側へ移るビジョンは明確て当たり前の価値観なのだから。


午後は主人公属性を持った夫婦に話を聞いた。

二人は世界中を旅して、外国で出会いここへ来た。
光のナチュリストだ。

彼らは世界を、地球を知っている。この狭い地域が世界のすべてである地元の人間とは視野が全く違う。彼らはこの地域が条件に合ったからここに居るのであって、選択肢は無限にあり、その条件が崩されれば気軽に別のべしょへ移ることができる。いわば、彼らは自分らがいなくなった後この地域が急速に近代化しようが滅びようが関係ない。
重要なのは自分たちが住みたい暮らしを行えるかどうか、自分たちの世界を構築できるかどうかだ。この時自体に意味はない。

よかった。みんながみんな「地域のため」という目的に進んでいたら私はそれが怖ろしいと思うだろう。

いい対比だ。

私は私の世界を構築していきたい。
守りたい。
僕と君の世界を。

その後懇親会をして飲んだ。
酒と料理がうまかった。

魚、うまい

結婚、婚約、etc

俺の世界はそこから始まる。

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