見出し画像

気楽にいこうや〜がちょっと嫌

 みなさんは「気楽にいこうや〜」とか言われることはあるだろうか。私はセカセカ大学大真面目全力投球学部キャパ狭学科なので、みなさんが一生に言われる上記のセリフをものの3ヶ月くらいで言われいてるのである。余談だが、現代の情報量ってのは莫大で、平安時代の人間が得る情報を現代の人間は、なんと1日で得るらしい。余談どころじゃない、余余余談。
 みんな私のセカセカパンパン具合を見てこういう言葉をかけてくださっているのは本当にありがたい。ありがとう。あなたがしんどいときには、垂れてこない醤油差しとか、水筒用の取手がついた長いスポンジとか、サボテンとか、"自分じゃ買わないけど人が買ってくれたら使うもの"をプレゼントしよう。親切ってこういうことだと思っているんだけど、もしかして違うかもしれない。

 私があまりにも「おりゃ〜」とやってるときにそうやって善意で声をかけてくれるのに、最悪なことを言うのだが、私は「気楽にいこうや〜」という言葉が、ちょびっと苦手である。ちょびっとね。でも、完全にその組織じゃない人から言われても何も思わないし、苦手やなとは思わない。親とか、町医者待ってるおじいちゃんとか。
 「気楽にいこうや〜」って言葉が苦手なのって私だけかと思っていたが、そうでないのだと最近知れた。
 芸人のファンの方は、その芸人の人間性まで見てくれてそこを好きになってくれたりするもんだからとても嬉しくて、その芸人の人間性に似たようなファンの方が集まることがある。こういう精神論や裏側を芸人が書くのあんまり良くない派の芸人さん、ファンの方もいると思うので(それも一理ある)、取捨選択をしていただければと思うが、我々のファンの方は私のそういった一面も誉めてくれたりする。ありがたぁ〜い。芸人は笑かすことが仕事だけど、それ以外にも発信することもできるから、その結果心の笑顔も増やせればいいなって思っている。
 我々の周りにも、我々の置かれている状況を自分に重ねて頑張る糧にしてくださる方が多数いたり、(お互い様です、めっちゃありがとうございます。)なんと、「やりたいことをやるためにフリーになりました。」と連絡くださった方もいる。社会版にぼしいわしではないか。私たちはお笑い版にぼしいわしである。お笑いの方のにぼしいわしはまかせておいてほしい。そして、そうやって社会で悶々としている方からお便りが来てじ〜んとなったので私も重ねさせて頑張る糧にさせていただく。

ここから先は

1,977字
この記事のみ ¥ 300

にぼしいわしです。いつもありがとうございます。みなさまのサポートが我々にライブを作らせ、東京大阪間を移動させます。私たちは幸せ者です。