たくさん時間をかけて準備した催しが、かけた時間の1/10くらいの尺でスピーディーに過ぎ去って終わっていく。稲作？春に田植えして刈り取るまで7ヶ月もかかるのに、卵かけご飯にしたらするんと5分でなくなる。こうやって感傷に浸る時間もなく次の催しや田植えが迫ってきて、またすぐに食べ終わっていく。

　でもこの催しを光らせるためならば、時間はいくらでもかけられる。農家と芸人には通ずるものがある。
　また5月には大きなイベントがあって、これが終わったら7月に大きなライブがあって、単独があってと準備に時間をかけまくり、一瞬で終わらせるプロになっていきたい。でも自転車操業になってしまうのは気分が下がるから、一つ一つ大切に噛み締めて撫でて愛でて撫でて愛でまくって人生の愛おしい思い出に強く刻みこみにかかるんやで。先輩をアイドルにした経験は、私の人生の楽しいのゾーンに深く刻み込んでやった。