VRC拗らせ太郎がVRCがちょっと楽しくなるまで

こんばんは。ご無沙汰しております、しろいおもちです。
みなさんメタバースしてますか?私はそれなりです。でも最近ちょっとメタバース…VRCが楽しいって思えるようになってきました。
今回は自分の気持ち整理記録として、Xでだいぶ喚き散らしていたことをnoteにまとめてみました。あんまり読んで気持ちがいいものではありませんが、VRCを楽しんでいる方もあんまり楽しんでいない方も気が向いたら読んでくださると幸いです。
1~3は身の上話なので、拗らせてる様子から見たい場合は4からどうぞ。



1.私がVRCを始めたきっかけ

私は2020年の11月末と、割と早い段階でVRCを開始しています。きっかけはVTuber仲間のマシーナリーチルドレン(以下マシチル)の仲間たちでした。

我々の始祖であるマシーナリーとも子氏が2020年8月にVRC上で開催される同人誌即売会、ComicVket1に参加するのを機にVRCを始めるマシチルが多数。

自分で某ワニ氏の動画をみて玉ねぎモデルを作る者・VRoidで自身のモデルを作る者。みんなでワイワイしていてとても楽しそうでした。

最初はあんまりVRCやる気が起きなくて。若い子がやるもんでしょ…私がやっても…と思っていたのですが、楽しそうにしている様子を見たのと、VRおじさんの初恋を読んで感銘を受けたのもありVRCアカウントを登録。ひとまずデスクトップモードで始めました。

よくわからぬままinして、先輩VRチャッターさんにおんぶにだっこで色々教えてもらった2020年11月23日。

そのあとはユーザーランクをがんばってあげて、悪戦苦闘しながら丸い3Dモデルに顔を書き込んだテクスチャを貼っただけの簡単おもちアバターを作成。

口なんて動かないよ。

そのあとは一人でワールド廻ったり、たまにマシチルと待ち合わせして雑談したりゲームしたりしてた。

2020年11月27日のイベントカレンダー
ミラー&スクショによる自撮り写真
2020年末→2021年の年越し配信の一幕

人と集まる機会を重ねるうちに、キレイなワールドで自アバターの写真撮たいなぁ…と思うようになり、2021年4月にquest2購入(昔はデスクトップモードで自撮りできなかったのだ)
でもたまーに遊ぶぐらいで、ほぼ文鎮と化していたquest2。
しかし‎2022‎年‎7‎月‎16‎日に転機が訪れる。夫もVRCを始めたのだ。

2.夫もVRCを始めた

散々私が「VRC楽しいよ。きれいなワールド廻るの楽しいよ。デスクトップでも楽しいよ」と誘っていたけれど、いい返事はもらえずに過ぎる日々。
ある日、何かで見たメタバース特集が琴戦に触れたらしく、急にVRCを始める夫。運よくJPTで初心者案内人さんに巡り合え、たまたまクローンしたλちゃんのサンプルに入れ込んだ夫くん。いったいどうなっちゃうの!?

手前が夫 奥が初心者案内をしてくれた、某ローテランサちゃん愛好者の方

結果的に夫くんはVRCにはまりquest2を購入。たまに一緒にワールドを廻ったりして遊んでいました。


3.VRCに向ける熱量の差に苦しむ

私は夫が始めてもVRCにインするペースはそんなに上がらなかったけれど、夫の方は積極的にイベントに参加したり交友関係を広げていったり…。特に年が明けてからはイベントキャストを始めたりと、ほぼ毎日ログインしVRCライフを堪能していました。
(夫くんはその他にも、愛用アバターのλちゃん対応衣装が少ないので、ゆくゆくは服が作りたい…とblenderでモデリングをがんばっていたり、かわいいになりたい…とボイトレ講座を受講したりとクリエイティブにがんばっていました)

折角夫と同じゲーム(明確にいうとVRCはゲームじゃない気がするけれど、便宜上ゲームと表現します)をやるからには、できるだけ同じぐらいの熱量をもって一緒に遊びたい!という気持ちが…。しかし過去にも一緒にモンハンやPSPoをやるも、夫の方がゲームが上手なのもあり、私が勝手に脱落していった事例がありました。
でも!VRCは腕が試されるゲームじゃないし!がんばって夫みたいに友達増やしたりイベント参加してVRCガンバルゾー!とある意味ヤケになっていました。


4.拗らせ太郎こじらせ大爆発!

①VRCといえばコミュニケーション! → じゃあ気軽にお話ができる友達を作ろう! → 友達を作るといえばイベント!イベントに参加しよう → 多くのイベントは21時や22時から開始!→家庭の事情で大体23時からしかVRC入れない!!!!イベント参加できない!!!!
②遅い時間のイベントに行こう! → 人気イベントはJoin戦争に勝てない!!!!!!!
③イベント入れた → イベントに参加してる人は常連さんだから、周りにもうコミュニティ出来てて身内で盛り上がってる!初心者歓迎ってイベントカレンダーに書いてあったじゃん!ワイぼっち!ぽつんや!!!
④イベント参加者多くてパソコンが重い!声が飛び飛びになる!
(アバター表示の設定をいじって多少マシになるも、重いものは重い)

友達出来ないいいいいいい!!!!!!!!
同じフィールドにすら立てないいいいいい!!!!!!!!!


そんな感じで、負のループにドはまっていました。以下は拗らせてた時の拗らせログです。

VRCのイベント参加した時の虚無感のデジャブ感の原因がわかった。友達に誘われて参加したオフ会だ。
自分は友達しか知ってる人いないのに、友達はすでにコミュニティ形成してるから周りとワイワイしてて、取り残された感じがしちゃうやつ…。
克服するためには、自分から話しかけて交流をはかる。そういう場に参加する機会を増やして場慣れしていく。VRCイン率上げていけるようにがんばるぞ…!

いまVRC楽しー!みんなやろうよー!ってワイワイしてる人は生存者バイアスかかってるとは思うので、鵜呑みにするのは危険だと思う。ワイのように振り落とさせてる人も多いはず…。

2/26の拗らせ

メタバースって「なりたい自分になれる!」って希望を抱かせといて叩き落としてくるよな…とか。VRを楽しめるパソコンやHMD他周辺機器などの環境を整える数十万単位の経済力、アバターを整える技術力、一緒に楽しんでくれる友達。それらを揃えられるものしか人権が与えられない。生活保護の申請窓口とか、いのちの電話と一緒じゃんとも考えたりした。希望を見出して駆け込むも、門前払いされたりもする。
と、そんな全然関係ない例えを出してきたけど、根本的には今VRCを楽しんでる人が羨ましくて妬んでメタバースの悪口を言っているだけなのだ。
流行りのアニメとかマンガとかの悪口ばっかり言ってるアンチの人の気持ちが分かってしまった。たぶんそういう人たちは楽しみたいのに楽しめない、楽しんでる人が妬ましい…そういうのが根底にあって、見なきゃいいのに作品を見て、マイナスの感情を抱く自分を昇華するために、悪口を言うんだと思う。同時に悪口を言うことが刺激になっていて、さらに同じような悪口を言う仲間を得てしまうと、もっともっと刺激になってやめられなくなるんだと思う。

2/28の拗らせ

なかなか拗れてますね。自分で読み返してもやべーわ!!!
不穏な言動をしていたので、心配した先輩VRチャッターさんが声をかけ…耳を傾けてくださり、気持ちが少し落ち着いた3月。
VRCに対するお気持ちの延長戦で、自分の価値観とかそっち方面で拗れています。

それやって何になるの?何の役にたつの?って問いは、おもちの中にも呪いとしてずっといるので、人様を曇らせるパワーがあるのは重々承知している…。
親戚とか近しい子が「Vチューバー専門学校いく!」とか言い出したら、本気度を確認する手段としてそういうワードを交えながら説得してしまうかもしれないけれど、インターネット人間関係で悪戯に相手の熱意をへし折るのはよくない。
あと自分が道半ばで夢破れたからって、そういう道を進んでる若い子に対して意識的に悪意をぶつける人がいるのも事実…。

3/2のこじらせ

ここ1週間の気づきですが、VRCヘビーユーザーは毎日やってるせいで、現実世界だと年単位で進む人間関係が急速に進んで、仲違いするスピードも速いんだ…って思いました。

そんなことを言いつつもVRCをやってみたい人はやってみるといいと思う。おもちはまだインターネットがそんなに身近じゃない時代を知っているので、今の環境のありがたみを知っている。 DCでPSOでたときめっちゃ憧れたんだよね…。ゲームでインターネットで世界の人と繋がれる?!すごい!って。
社会人になって自分でGC買って始めたPSO。楽しかったけど、閑散期でプレイヤーもだいぶ少なくなってた。 実質憧れたゲームを遊ぶことはできたけど、あの頃のDCのPSOをやりたかったって気持ちは一生解消されないんだよね…。

3/3のこじらせ

もともと他人と自分を比較して凹んで、もうやだ!ワイは何者にもなれない!ってなっちゃうんだけど…VRCに関してもマシチル仲間と比べて落ち込んでいた。はんさんに「何でVRC中でも特段レアキャラレベルのすげー奴らと比べちゃうの…」って言われた。比較対象が高杉晋作なのか〜。
魂川りんりはVRCで映画作って審査員特別賞をとっているし、こぼねちゃんはフルトラでケツを振っていてインターネットミームになってるし、藤野さんはblender始めたてなのフルスクラッチで自アバター作ってる…
とこれはずっとの悩みなんだけど、自己PRに使えるレベルの強みがない…。でもはんさんから「絵描けるじゃない…あれもこれも色々できるのに…?!」って言われた。器用貧乏で色々できるけど、突出したものがない絵も特段上手いわけでもないし…

3/5のこじらせ

あれこれ考えて、努力が嫌いなのは看護学生・新人時代のアレソレもあるな…って思った。
努力ってゴールが見えなくて、やろうと思えばどこまでもどこまでも道が続いてて。さらにある程度やった後って、やってもやっても手応えを感じなくなってくるんだよね…。これは看護学生時代、国試前にめちゃめちゃ感じてとにかく怖かった。やってもやっても絶対受かる!って確証が得られなくて怖かった
恐怖を埋めるために問題集買ったり予備校通ったりしたけど、不安を埋める要素にはならなかった。あと学校の教員たちが口々に言う「国試落ちたら、ちょっと医療に詳しいだけの一般人だよ!」っていうのも恐怖を煽った。 ぶっちゃけ模試の時点で一般問題と状況設定問題は余裕だったけど、必修問題が…。
なんとか無事に国試受かって看護師になったけど、毎日過酷でヘロヘロで…ろくにフォローもない中、明日これやるから手技復習してきて・今からこれやるから手順書確認して・この処置前も見たよね?なんで1人でできないの?・この薬の作用知らないの?同期の子はアレコレもうやってるらしいよ?(以下略
努力するのが当たる前で、自分なりに頑張っても結局は評価する人間が「努力してるって感じるライン」に達してないと、努力してないって判定になるのがしんどかったし、ラインが人間によって様々すぎるのもしんどかったな…っていう振り返りです。
私が努力嫌いなのは底が見えないのと、努力を評価する人間の物差しが見えないせいだと思いました。

3/14のこじらせ

メディアがふわっとした感じでしかVRCを勧められないのは「友達ができる!」という不確定要素を魅力として勧めてしまうと、勧められた側に友達ができず楽しめなかった場合、勧めた側が「嘘つき」になってしまうからかな…最初からソロでもできる要素を勧めることで逃げ道になる。
VRCを家庭用ゲームに例えるなら、マルチ前提のゲームなのにストーリーがあるシングルモードはないし、遊んでくれるお友達のマッチングシステムもないんだよなぁ。
(VRCの楽しみ方的なネット記事の内容を踏まえて、VRCの楽しみはコミュニケーションでしょ?って言ってる方々をXで目にしたのでそれに対してのネチネチ)

3/20のこじらせ

こんな感じで2月中旬から3月はこじらせ爆発させてました。



5.原点回帰とちょっと見えてきた拗らせの出口


①写真とるの楽しい
アバターをアレソレしようと可愛いポーズツールを導入した。
わ!!!!3点トラッキングでも座ったポーズで写真撮れる!かわいい!!
そうだ!もともと自撮りしたくてquest2買ったんだった!
無理して友達作ろうとしないで、一人で楽しく写真撮ればいいじゃん…と、なんだか急に吹っ切れた部分がでてきました。原点回帰!!!
一番近いVRチャッターのサンプルが夫になってしまうので、何かと友達がいっぱいいてエンジョイしてる夫と比較してしまってへこんだり、↑の拗らせでも何かと他者と比べてへこんでたんですね。わたしに足りなかったのは

_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ひとりで楽しむ覚悟!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


ワールドを探して、なんとなく自分がすきな配置で自撮りをしてXにあげるだけでも楽しい!!!ぬい撮りと一緒!!!!
あと1人で楽しむ手立てとして、ホームワールド的なものを自分で作ったりした。ほぼアセットやアイテムポン置きだけど、何となく形になった時には達成感が得られた。

②VRCの世界って、今まで触れてきた世界と別じゃなかった
毎週水曜日に開催されていて夫ともどもお邪魔しているBarイベントの店長さんがやさしい…。ぼんやりしているとそっと声をかけてくださったり、別の来場者さんとの会話に巻き込んでくださったりご配慮してくださっていた。みんなが楽しめるように動ける・配慮できるキャストさんの鏡だと思った。

そこからなんとなく思考を巡らせていったら、今まで私が触れてきた世界とVRCって実は地続きだったんだなぁ…ってストンと腑に落ちたのでした。

なんかVRCって今までの私が触れてきた世界とは、別世界って認識だったけど実は地続きだったんだなぁ…って認識を改めた。 VRC上のイベントは同人誌即売会みたいなもので、キャストさんは自分の技術・RP…いわば同人誌を持ち寄って、イベント(即売会)に参加してるんだなぁ…って。
キャストもイベントに遊びにいく人も、参加者。お客さんはいない。そりゃ確かにある程度、積極性がなきゃダメだわ。ぼーっとしてたら同人誌買えない。 キャストさんに対しても、大変そう…やりがい搾取になってないのかな…って気持ちがあったけど、有志でオケコンやってる方々と一緒だわ…って思った
演奏曲の著作の問題とかあって、入場料は無料ないし少額でやってるんだよね…。あんなクソデカホール借りてやってるのに…。そして開催に向けて合宿とかまでやってる。大変なのに…お金にならないのにどうして?みんな楽しいから夢中になれるからやってる。キャストさんも一緒なんだなぁ…。

3/24のつぶやき

【↑で触れた有志のゲーム音楽楽団さん紹介】
リトルジャックオーケストラさん。今年の9月に横浜で演奏会あり。驚きの入場無料(予定)
間に挟まる寸劇もおもろい、ファミコンの音楽を演奏する集団ファミコンバンドさん。次回は来年の1/5!

③イベント参加とJapan Talk Room
たまたま抽選に当選したりJoin戦争に勝ったりして、参加者が少人数のイベントにお邪魔することができました。頭が柔らかくなりつつあったのと、居合わせた方々がみなさん良い方だったので他愛のない会話を人とするの楽しいな~と思えるようになっていました。
あと知ってはいたけど行ったことがなかったJapan Talk Roomにも行ってみました。タイミングが良かっただけかもしれませんが、穏やかにまったりお話ししたり、リバーシしたりできて楽しかったです。quest勢の方とお話しするのも久々でAndroid対応ちょっと頑張ろうと思えました。

そんなこんなで、だいぶ拗らせつつ紆余曲折しましたが、今はなんとなくVRCが楽しめています。

【おまけ①】
どこかに入れようと思ったけどうまく組み込めなかったので唐突にここに貼っておく。
オモコロの記事で、クイズが大嫌いな男がクイズ大会で優勝を狙ってみたというモノがでていた。クイズが嫌いな男、みくのしんさんがクイズと和解していく過程を丁寧に描いたPR記事でした。
拗らせ真っただ中だったのもあり、みくのしんさんのクイズに対する認知の歪みが、私がVRCに対して抱いているものに近いものを感じ、記事を読み進めていくうちにだんだん涙腺が…ダバー…。


6.まとめ

いまVRCが楽しめていない君へ。
友達ができないと嘆いている君へ。

別に今楽しめなくても…友達がいなくてもいいじゃないか…。
ひとりで楽しめそうな道を探してみよう。

ちょっと一歩を踏み出してみようと思えたその時がきたら、日本人が多そうな初心者向けワールドに行ってみよう。
最初からイベントに参加しようと思うと、Join戦争に負けてへこむぞ。

あとできたらXはあんまり見ない方がいい。
今VRCを楽しんでいるキラキラした人ばかり目に入って、比べてへこんで落ち込むぞ。
人のプロフも見るな。指輪マークを発見してへこむな!

あとVRChat API Metricsで近年の同時アクセス数の推移を見ると、2019年頃は平均1万人程度だったのが、2024年1~3月現在には6~8万人程度になっているらしいぞ。
比較対象になるかどうかわからないけれど、去年の夏コミ(コミケ102)の場者数は1日目13万人、2日目13万人の合計26万人らしいぞ。
VRC人口は5年間で約7倍に急拡大しているそうだけれど、数でみるとそこまでまだ多くはないぞ…。日本の総人口は1.251億 (2022年)だ!
VRCはまだまだ狭い界隈だとおもう。狭い中につえー奴らがひしめきすぎてるだけだ!へこむな!

以上です!!!


【おまけ②】
ひとりでもやれること増やしていきたいなーとおもって、動画作ったりした。


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