飲食店に行った際にチェックすべき3つの注目点
(読了時間:約3分)
昨夜、気になっていたお店に母とふたりでお邪魔してきました。「新規ゲストにまた来てもらうためには?」を長年ずっと考えて生活してきた僕はいつも見てしまう、気にしてしまう点がいくつかあります。
・入口を開けたときの対応
・注文をお願いする際にスタッフがいるかどうか
・単純に「感じの良い」スタッフさんがいるかどうか
入口を開けたときの対応
さいきん多いのが、「入口を開けても誰もいない」「ゲスト側が呼び鈴を鳴らしてスタッフに来てもらう」など、とりあえずゲストが来た瞬間に店側のスタッフが誰もいない状態のお店が多いことです。
特に気にしない人も多いのかもしれないですが、僕はちょっと疑問というかちょっと雑だなと感じてしまいます。
入口を開けた際に「いらっしゃいませ!こんばんは!」って快く迎えてくれた方が気持ちよく入れますよね?
呼び鈴を鳴らしてから「いらっしゃいませ!」って「あ、来た来た、行くか」みたいな感じなわけじゃないですか?
キャバクラ嬢でいうところの「待機時間」と一緒です。
ファーストタッチはゲストのその後の時間の価値を大きく決める要素だと僕は思います。
ちなみにですが、すぐに対応してくれたとしてもムスっとした表情だったり、あきらかに「目瞑ってたしょ!?」みたいなポワーンとした表情でのお迎えは逆効果ですからね?笑
だったら呼び鈴の方が良いんじゃない?とさえ思います。
※あくまで「良いお店の話」「良いお店になるための話」なので時折レベルの高い話になっているかもしれませんがお了承くださいませ。
注文をお願いする際にスタッフがいるかどうか
「おかわりどうする?」
「あ、じゃあビール飲もうかな」
「オッケーじゃあ僕も一緒に頼もっと」
注文するものも決まり、あとスタッフさんを呼んで伝えるだけ・・・。
でも、見渡しても誰もいない・・・。
呼び鈴もついていない・・・。
来るまで待つか・・・。
来ない!!
全然来ない!!
でも大きな声で「すいませーん!!」ってなんか恥ずかしいし言いずらい!!
こんな経験ありませんか?
頼もうとしても頼まれるべきスタッフさんが見当たらないとき。
これ、内情的には「デシャップ」と呼ばれているキッチン担当とホール担当を繋ぐ場所があるんですけど、そこでだいたい商品の卓番確認だったり洗い物のまとめだったり、ないしはホールのスタッフさんがドリンクも兼任している場合もあります。
つまり、ゲストのテーブル状況を把握しながらサービスに行ける人が誰もいないってことです。
これじゃあ頼みたいときに頼めないし、手を挙げ続けたって誰も目にも止まるわけなんです。
だってホールにいないんですから笑。
その改善のために現代では呼び出しボタンが設置されていたりします。
設置されているのであればそれは「直接呼びつけないでね。ボタンで呼んでね」というお店側からのメッセージなのでその意向を汲む必要もあるでしょう。
でも、そのシステムがないのであればお店側がある程度ゲスト側が「すいません!」と気軽に言える状況をつくる必要があるわけですよ。
僕のお店でも人スタッフが足りなくてバタバタする日はあります。
ですが、僕の店のスタッフは目配りができます。
(自慢です笑)
バタバタしていようが空いていようが、各テーブルのゲストが僕たちを呼びたいタイミングって必ず来ます。
そのことを念頭に置いておくだけでも視野が変わりますし、呼ばれたときの心構えもできているのでテンパったりしないんです。
ゲストが気軽に手を挙げられる環境を提供できているか、ものすごく大切なことだと思います。
その理由は、僕の「お店に来てくれることとは?」という信念というか、「確かにその心持は大切だな」と思わせてくれた弊社代表取締役の話がきっかけです。
単純に「感じの良い」スタッフさんがいるかどうか
ま、もっと日頃アンテナを張っていることはたくさんあるのですがあまりに長くなりそうなので今日はやめますが笑。(ご希望の方がいらっしゃれば僕の脳内、すべて披露しますよ?笑)
バーで働いているからなんでしょうかね、それとも外食されているすべての人が思っていることなんですかね。
僕はそのお店で働いている人が単純に「感じが良い」か「感じが良くないか」でお店全体の査定をしています。
つまり、料理のクオリティーや飲み物の種類などで「また来ようね!」とはなっていなくて「あの人、感じ良かったよね」ってことの方が重要ということです。
昨夜お邪魔したお店のスタッフさんは若い女性でしたが、ファーストタッチも丁寧で、「ご来店は初めてですか?」と聞いてくださって「初めてです」と答えると、お店のシステムをこと細かく教えてくださいました。
(マニュアルなんでしょうけど、「感じの良い」話口調でした)
そのあと僕はハイボールを注文したのですが、ここではハイボールを注文すると「チンチロ」というサイコロを2個転がしてゾロ目が出たら無料、合計が偶数だったら半額、合計が奇数だったらサイズが2・5倍の「メガジョッキ」でくるというゲームをしていました。
こういった企画ものが大好きな僕は笑、「やります!」と声高らかに言ってサイコロを転がしたんです。
(結果、ゾロ目が出て無料になりました。やったね!笑)
このとき、スタッフさんはとってもすてきな笑顔で「ゾロ目なので無料です!」と元気よく言ってくれました。
これだけで僕はこのお店はもう1回来る価値があると思いました。
当たり前だと思うかもしれませんが、こういったお店側が仕掛けているゲームであればお店側が一生懸命に盛り上げる必要がありますよね?
ゲスト側に声をかけたり、ご一緒の方に気を配ったり。
なのにスタッフさんがやる気がない場合って結構多いです。
スタッフさんがやりたくもない企画をうちらに「やりますか?」って聞いてくるってどうかしてると思いませんか?笑
話が逸れましたが、対応してくれるスタッフさんの「感じの良さ」は料理の味も飲みものの味も格段に美味しくしてくれるものです。
何より、「あの人、感じ悪いよね?」って一緒に行った人が言う状況なんて望んでいないですよね?
むしろ最悪ですよね?笑
「感じの良い」スタッフさんは宝物です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?