管理会計

知ると得する会計学2 第1章

こんにちは、前回の投稿よりすこしばかり時間が経ってしまいました。
論文とか、参考書とか読むのは好きなんですが、読むのが遅いんですよね笑

今回も、管理会計 第七版(櫻井通晴,2019)を読んでみた記録を残したいと思います。つたない文章ですがお付き合いください。

第1章 を読んでみて

全部で26章まである、この本の第1章は管理会計学が企業において、どのような活用のされ方をされているのかが、業務や人事的な内容から説明されています。

企業の目的

まずはじめに企業の目的について書かれています。

企業と言われると、NPOやNGOと対比して、「営利企業」という言葉がよぎる人が多いのではないでしょうか。

ちょうど昨日も、(将来起業を考えている)高校生と話していて、なぜNPOは利益を求めないのに給料があるのか。という質問を受けました。「利益」について簡単に説明をして、財務諸表について説明をしている日本経済新聞の記事を紹介しました。

ここは余談でしたが、現代の企業の目的は「株主利益の増大」ではなく「企業価値の創造」にある(p.5)という内容があります。

企業価値の創造のプロセスについて、先日ゼミの教授から指南いただいたばかりなので、特に頭に残りました。キーワードは顧客価値と社会価値、企業価値ですね。

マネジメント・コントロールとは

横文字わからない人間の僕からしたら、「経営管理?」って曖昧に処理していた言葉でした。こういう言葉を体系的に分解してくれるこの本は本当にありがたいです。

マネジメント・コントロールを日本語にすると経営計画統制です。
マネジメント・コントロールの機能計画を作ることと、計画を統制することです。主に一定期間の業績などをデータから管理することとして捉えられています。逆に、これからのプロジェクトに関して経営意思決定を行う場合にも用いられることがあります。

管理会計はマネジメント・コントロールや戦略策定の支援となる

ここは大事です。

管理会計が対象にするのは、「製品・サービス」「プロジェクト」「責任」です。製品やサービス、プロジェクトに関して、その計画設定や統制を行うのはわかりやすいですよね。「責任」とは、後の章でも紹介されますが、統制いわば業績評価にかかってくる内容です。

財務会計と比べて面白いのが、管理会計は「責任」などの一見よくわからない実態をも会計対象にしているのです。ここがもろに会社の人事部が手がける評価制度の話に関わってくるので、彼らの悩みもなんとなくわかる気がします。

残り

企業によって違いの見られる、経営計画をする部署の置き方や、その管理範囲についての考察や、管理会計担当者の倫理的な心構えの話をしています。

第1章を読んで

管理会計やマネジメント・コントロールについて、かなりまとまっていた章だと思います。

何を知るにも、まずは定義や実体を知りたい派の人間なので、めっちゃありがたかったです。

僕の会社はサービス業なので、特に管理会計の「責任」実体の研究や、人事評価制度の話がかなり興味があります。がまずは大学3年間で点になっている、会計学や経営学、経済学の知識を、徐々につなげていければなと思います。

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