管理会計

知ると得する会計学1 はしがき


こんにちは、大学で管理会計学を専攻しています。
管理会計学とは、会社経営のために用いられる会計的な管理方法を扱う学問です。

櫻井通晴さんの管理会計 第七版(同文舘出版)を、1章ごとに僕の長期インターンシップ経験を交えながらまとめます。(正直僕の勉強用です笑)

今回ははしがき部分からまとめてみます。

会計と聞いて、社会人であれば「財務諸表」という言葉が連想されるのではないかと思います。
損益計算書(P/L) 貸借対照表(B/S) キャッシュ・フロー計算書(C/F)
以上3つが財務三表と呼ばれる、企業の経営状態を会計情報を通して外部に公示する書類です。

外部向けと行っても、イメージをしやすいのは投資家向けの資料と言ったところでしょうか。ここまでは「財務会計学」や「簿記」で学ぶことが出来ます。

一方、管理会計の対象は外部の投資家ではなく、内部の経営者を始めとする会社や組織の構成員です。

企業内部のモノやカネの動きを、企業独自の手法を用いて、社内に影響を与えるシステムを研究するのが管理会計学です。

本文中で著者は「管理会計の実務で最も大切なことは何かと問われるならば、『経営の可視化』(見える化)である」と述べています。

家計だって1つの組織です。収入を考えずになんとなくお金を使ってしまったら、大変なことになるでしょう。それが企業だったら、笑い事ではありません。

カネを稼ぐだけが、価値の創造ではなくなった現在では、企業のどんぶり勘定はもはや、許されなくなっているのです。

僕の務めさせていただいている企業は、いわゆるベンチャー企業です。会計学を用いた統率は、しばしばベンチャー企業の成長に欠かせない、投資意思決定を妨げます。この本を読みながら、具体的な影響システムについても個人的に考えていけたらいいなと思います。

なお管理会計学の本を読むのはこれで4冊目ですが、まだ未熟なところがかなりあるとは思いますが、よろしくおねがいします。

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