出会っていなかったらどうしていただろう

ツイッターの方で何やら盛り上がっていたので私もやってみようかと思ったけど、少しタイミングを逃したような気もする。https://twitter.com/y_uki__0909/status/1260736732334395392?s=20         でもせっかくだから私も考えてみた。

インプロカンパニーPlatform (以下プラフォさん)という劇団に私が出会わなかったらどうなっていただろう。(http://plafo.info)
少なくとも今の私のように、小劇場に足を運ぶことが日常になることはなかったろうな、と思う。
それ以前の私にとって劇場で芝居を観ることは多くて一年に数度、好きな作品や役者を観に行くためちょっぴり特別なおめかしをして行く場所だった。

プラフォさんの舞台は私の中では他の公演舞台とは一線を画しており、台本があるにも関わらず即興演劇で、同じ名前を冠した作品であっても内容はもとより結末さえも変わってしまう、その日その場所に居合わせた観客を含めた全員で物語が作られる。インプロ(インプロヴィゼーション)を用いて仕掛ける世界でたったひとつの物語に私は夢中になった。
そんな体験のできる劇作品はそれまで出会ったことがなかった。
そしてそれが公演を重ねるごとに、どんどんパワーアップしていくものだから何度も足繁く通ってしまうのだ。
プラフォさんが私を変えたひとつ、それは

プラフォさんは私の生活に観劇があるのを当たり前にしてくれた。

さて、もうひとつプラフォさんに出会って変わったことがある。それは

チャレンジすることを自分に許せるようになった。

私がプラフォさんに出会ってから直接、間接的にチャレンジしたことが、幾つかあるので振り返ってみた。

2018年2月「その探偵の名、~エコソン少年の殺人~」にファン有志のお花を送る企画を立案実施                               

この時は本当に多くの人から協力や、アドバイスを貰い、同時企画のプラフォ推し看板と並んで会場の賑やかしが出来た。会った事もないプラフォファン同士と繋がったり、アンケートを取ったり、有志の名前を募集したり・・・。
ひとつの企画を押し進めるというのがどういうことか、という貴重な経験をさせて貰った。
当時関わった人には本当に感謝しかない。
公演の千秋楽に企画参加者と打ち上げを行ったりしたのも今思うとなかなかできない経験だった。

お花企画


2018年みくゼミA,2019年みくゼミ3期A、B 受講&発表会           

みくゼミの門を叩き、自らインプロを学んでみようと動いた。しかも人前での発表会まであるというハードルの高さ。インプロを学ぼうと思った理由についてはおいおいまとめるので置いておくとして、まさかその後に続きがあろうとは・・・。
人生何があるかわからないものだ。
ここで出会った仲間たちには今でもとても刺激を受けている。
濃密で楽しい6ヶ月を計3回も経験できたのは私の宝物と言える。

みくぜみ①

②みくぜみ


2020年1月「ふたりだいほん」出演

人前に出て何かをやることが元来好きではなく、舞台の感想も演者本人に伝える機会があろうとそっと気配を消して帰ることを旨として生きてきた私にとって、この台本芝居に出る、というのが如何にチャレンジなことかお分りいただけるだろうか。
そう、これはまさに正真正銘のチャレンジだった。
これまでの発表会などと違って人の時間までか、お金までも頂くのだから。
(この辺りのこともいずれ書いていけたらいいな)

画像4


この他にも触れていないけど、数多くのチャレンジだったり経験をすることができたのもプラフォさんとの出会いがあったから。
それがなかったら今頃どうしていただろう?と冒頭のタイトルに戻るのだけど。
きっと恐らく今でもあの頃の自分の世界の中でぐるぐるともがきながらも生きているんだろうな、と思う。それはそれで違う道が拓けたかもしれない。
今でもやはり私は私の身近な世界の中で相も変わらずぐるぐるしてるけれど、少なくとも私はプラフォさんに出会ってとても呼吸がしやすく(生きやすく)なったと思う。
それもひとえに彼ら自らが常に新しいことにチャレンジし、失敗を笑いに変え、新たな活力を生み出して、観客と繋がっていこうと試行錯誤している姿を目の当たりにしてきたからだ。(チラシ間違って刷って過去作品みんなで観ながらシール貼りしたり笑)
失敗をチャンスに。そんな姿勢もとても力を与えられる。

プラフォさんは愛のある劇団だというコメントを見かけた。それは本当にそうだと思った。
プラフォさんと出会った当初から人の居場所を作れる劇団(人々)だと感じていて、最初はインプロが人と人を繋ぐツールとして有効なんだと思い、私のライフワークにしたいと考えている人の居場所作りに応用できるのでは、と考えたのがインプロに興味を持ったきっかけだったのだが、今はほんの少し考えが変わってインプロは人と人を繋ぐのに有効なツールだけれど、それには根底に愛があることが前提である。と思っている。

プラフォさんは愛のある劇団だと思う。
きっと沢山それに救われてきた人がいるだろう。
そしてこの先に出会うはずの人の中にも救われる気持ちになる人がいるに違いない。

だから、この先の沢山の笑顔を作るために。
プラフォさんにはまだまだ活動を続けて貰いたい。
それが一ファンとしての願いでもある。  

こちらが、私を変化させてくれたインプロカンパニーPlatformさんが新たにチャレンジしているクラウドファンディングです。

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私は好きな物や、好きな人を守るためにささやかでも自分が出来ることをやっていきたいと思っている。
それが大事なものを守ることだと思っているから。

プラフォさんファンでもそうでなくても、どうぞ彼らの試みを一度見てみて下さい。



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