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考える力とは

今回は、先日の投稿でも触れた、「自分で考える力」を育むために我が家の考え方ととりくんでいることについて書きたいと思います。


「考える力」とは

我が家では、「考える力」とはいわばロジカルシンキングだと思っています。
例えば、最近は一段と涼しくなり、木々も徐々に色づいてきました。
そんな風景を見て、「きれいだね、秋になってきたね」で終わらせるのではなく、
葉っぱの色が変わったのは何でだろう、という疑問を持ち、「葉っぱの中の赤や黄色の成分が、寒くなると強くなってくるから色が変わったのかな」という原因にまで考えを巡らせ、間違っていても自分なりの推論を立てるのが考える力だと思っています。

疑問を持つために

考える力の大前提となる「疑問を持つ力」ですが、これは徹底的な訓練だと私は思っています。
日常のふとした出来事についても、親から子どもに「何でだと思う?」と問いかけてみると、意外と子どもは分かっていなかったり、逆に親が思っていた以上に理解していて驚くこともあります。
「疑問を持つ力」は一朝一夕には身につきません。日々の生活において「なぜ?」を親から子どもに問いかける習慣にしています。

そしてもう一つ重要だと考えているのが、子どもの考えを否定しないということです。どんなに突拍子もない考えでも、まずは「なるほどね。その視点は気づかなかったよ。」と受け止めるようにしています。その上で、なんでそう考えたのかな、とさらに質問してみると、子どもの考え方が分かって面白いです。
(正解があるものについては、親が子どもに質問しながらできるだけ正解に導いてあげています。一方で、正解がないものについては子どもがしっかり考えられていたらどんな答えでもハナマルです。)

我が家のとりくみ3つ

子どもの考える力を育むために行なっている我が家のとりくみを3つ紹介します。

1.子どもとの会話

子どもの考える力を育むには、親の考える力を子どもに見せてあげる必要があると思っています。かの有名な山本五十六の名言でも、
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。』
とありますよね。まさにそのとおりで、子どもにさせたかったら親がやってみせなくてはです。
とは言いつつ、考える力は目に見えにくいので、言語化して子どもに”やってみせ”ています。
「●●だから、◇◇しようね。」、「△△だから、■■なのかな。」のように、できるだけ理由とセットで子どもに伝えています。

2.親が何でも知っているとは思わせない

私は小学校高学年まで、「先生は何でも知っている、先生が言うことは全て正しい」と思っていましたが、決してそんなことはないですよね。
親や先生は、子どもに対して圧倒的に優位な立場にいて、ともすればこういった誤解を子どもに与えがちですが、この誤解は一刻も早く解くべきだと思います。
我が家が心掛けているのは、親が分からないことは分からないと伝えること、親が間違えたら素直に謝ることです。そしてその後に、親と子どもで一緒に考えることが重要だと思っています。

3.YouTubeの使い方

最近はYouTube等で教育に関してもたくさんコンテンツがあり、子育てには欠かせないものになりつつありますが、現時点で我が家は極力見せないようにしています。
我が家のYouTubeの使い方を紹介すると、例えば、「おもちゃってどうやって作っているの?」といった子どもの疑問に答えるために、YouTubeで実際のおもちゃの製造ラインを見せたことがあります。まさに一見は百聞にしかずで、子どももとても納得したようです。
このように我が家は何となくといった使い方はさせないように気をつけ、あくまで自分で考える一つのヒントになるように心がけています。
(現時点の方針です。今後子どもの年齢が上がるにつれて、試行錯誤していくべき難しいテーマだと思っています。)


以上、簡単ではありますが、子どもの考える力のために我が家でとりくんでいることについて書きました。
次回は、「自分で選ぶ力」について書ければと思います。

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