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ヨルシカさんのアルジャーノンを聴く今日という日

新しい靴に新しい鞄。
なんだか不思議と心が弾む。

新しい環境に新しい悩み。
なんだか不思議と心がしぼむ。

ヨルシカさんの「アルジャーノン」をイヤフォンで聴きながらふと思う。

この一日はもうやってこない。

新しい靴に新しい鞄、
東京土産のアドレナリンTシャツ、
はき慣れた白い短パン、
少し寝癖のついた髪。

むくみの取れない手、
疲れをまとった息、
寒暖差に驚くお腹、
少し憂鬱な心。

今の僕はこれよりももっと些細で大量の情報で出来ている。

新しい物はいずれ失われる

同じコンディションの日などない。

同じ記事を書くこともない。

僕はたとえ連続的ではないにせよゆっくりと変わっていく。

それほど大きな変化ではない。

とても小さく。

子供があっという間に変わっていくように、
僕もきっと変わっていく。

ならば憂鬱なんてものはきっと一種のスパイスだ。


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