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カーナビもスマホの位置情報サービスも使わない!ナビ無しドライブの極意

通勤利用抜きで年間2万キロ以上を走る私は、客観的に見てもそれなりのドライブ好きだと思う。
そんな私のドライブにおけるこだわりや、長距離ドライブにおけるルート選択のポイント等について語っていきたい。
今回はまず、カーナビを含むナビゲーションシステムを使わない理由について述べる。

表題に記載したように、私の車にはカーナビが付いていない
そして、ドライブにあたりスマホやタブレットの位置情報サービスも使わない。
そもそも、自分の位置情報を可能な限り知られたくないので、原則としてスマホやタブレットの位置情報サービスはオフにしているから使わないのだが、それとは別でナビを使わない理由があるのだ。


①分かりにくい経路を示される

カーナビやスマホのナビシステムは、目的地を設定すると有料道路利用の有無などの条件にしたがって最短経路を検索してくれる。
それ自体はいいのだが、問題は検索結果として表示された経路が実際に運転した際に最短になるとは限らないと言うことだ。
その理由は、運転するのは機械ではなく人間であるという点にある。

ナビシステムに経路検索を丸投げした場合、距離が最短になる経路を調べるあまり住宅地のような細かい道路を通るように指示されたり、やたらと右左折が多い経路を指し示してくる。
通行に支障を来すレベルの道ではないにせよ、細い道や狭隘な道路を走るのは気を遣うし、スピードも出しにくいため望ましくない。

また、右左折が多いと道を間違えやすい。
特に住宅地や田園地帯のような場所は、格別目印になりそうなものが無いことも多いのだ。
そのため、本当にその交差点が地図上で示された交差点で間違いないかどうか、迷いが生じることは少なくない
さらに言えば、右左折自体は道路交通法上可能な場所であったとしても、周辺環境によっては左折し難いような場所もある。

つい最近の私の実体験で言えば、交通量が多いバイパス道路と交差する道路を左折したいが、かなり鋭角な合流をしており、270度くらいターンしないと左折出来ない交差点だった。当然、そのような事をするにはスピードをかなり落とさねばならないし、何より遠目で見た時はバイパスへ合流するための一方通行のオンランプにしか見えなかったため、左折を躊躇って見送ったのだ。
こういう細かい所は、本当に現地に行って自ら車を走らせなければ分からない。

ここで左折しそこねたために、狭隘で急坂の旧東海道を走る羽目になってしまった…
(詳細は久能山へ行ったときの記事で書く)

つまり、現地で実際にドライブをしてみると、目の前の景色や光景と地図上における場所のイメージが一致せず、判断を迷う事が往々にしてあるのだ。
こういう事態を避けるためには、右左折を極力避けることと、多少距離が遠くなってもいいから国道などの大きくてわかりやすい道路を走るような経路を決めておくのが望ましい。

私も位置情報サービスこそ使わないが、出発前にグーグルマップの経路検索を行い、その上で自ら経路を修正して走行するようにしている。
土地勘のない場所で裏道を走行すると、迷ってしまいかえって無駄な時間を費やすことが多い。
つまるところ、令和の今でも「急がば回れ」という言葉は真理なのだ。


②費用がかかる

これはカーナビについての話になるが、当たり前だがカーナビにはお金がかかる。
車に搭載する費用だけではなく、その機能を維持するためにも費用を要するのだ。
というのも、カーナビのマップ情報というのは、随時最新のものになっているわけではない。
最新のデータにするためには有償で更新作業をしなければならず、データを新しくする度にお金がかかるのだ
要は毎年最新の地図をデジタルデータで買うようなもので、これをしないと新規開通した道路の情報が反映されず、その利便性を最大限に活かすことが出来ないといえる。

こちらは実害はないが、地図情報の更新をしていないと海の上や山の中を走っているような表示をされてしまうことがあるというのも、「カーナビあるある」の一つだろう。

もっとも、カーナビのナビゲーション機能だけで言えば、完全ではないが概ねスマホやタブレットで代用できるようになった
そういう意味では、費用面を理由にナビゲーションシステムを使わない理由は無くなってきただろう。


③指図されるのがイヤ

最後の理由は、もっぱら心情的な理由である。
差し迫った状況は別として、基本的にどこをどのように走るかは自分で決めたい。
そのため、私がどこをどのように走るかについて、機械ごときに一切指図されたくないのだ


以上が、私がナビゲーションシステムを利用しない理由である。

記事の文量でお分かりかと思うが、私が一番いいたいのは①の理由だ。
ルート検索で示される最短距離よりも、遠回りでも分かりやすい道を走ったほうが道に迷うおそれが低いので、結果的には早くたどり着くということである。

ナビは使わない私でも、現地の細かい一般道路では迷うこともある。
そういう時はグーグルマップを地図として使って位置を確認しているので、ナビを始めとする文明の利器には一切頼らないというストロングスタイルのドライブをしているわけでは無いのだ。
ただし、そのような状況にあっても、位置情報サービスだけは使用していない。

②は取ってつけたような理由だし、③などは感情的な理由だが、ドライブは私にとっては趣味なのだから、感情的な理由であっていいのだ
趣味で嫌な事はしたくない、好きなことをすることが趣味なのだから。

しかしながら、裏を返せば趣味ではなく仕事で車を使う人にとっては、圧倒的に効率がよいナビゲーションシステムの有用性は揺るがないだろう。

新潟県にある渡邉邸(国指定重要文化財)も、ついでに訪れた場所だった

あえて経路を確定させずに走るという手もあるし、それも面白い。
目的もなくドライブすることは、時に面白い発見が待っていたりするものだ。
偶然道を外れて走った先で隠れた名店のような飲食店を見つけたり、そこでしか見られない絶景を見られたり、はたまた予想もしていなかった野生動物に遭遇したりと、様々な出会いがあったりする。

ナビゲーションシステムの是非の問題とは逸れてしまったが、ナビを普段使っている人も、時には行き当たりばったりなドライブを勧めてみたい。


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