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リベンジ西野水道!ショッピングセンターマニアと行く長浜及び敦賀周辺【ショッピングセンター編】


長浜のマニアックなトンネルと旧道、敦賀の定番観光スポットに続き、ついに最後の記事はショッピングセンター巡りだ。

今回はなんと敦賀、長浜にある合計5ヶ所もの商業施設を巡っている。
私がショッピングセンターマニアと同行して商業施設を訪問した数では、1日あたり最大の訪問数となっている。

一日5件もショッピングセンターをはしごするのは、お目当ての商品が無くて探し歩いている人か、あるいはマニアしか居ないだろう。

なお、この記事に関しては一枚を除き全ての写真をマニアの友人から提供して貰った
以下、その友人の事を指して「マニア」とする。
かなりの枚数を撮影していたようであるが、その中でもマニアにより厳選された写真というわけである。


アル・プラザ敦賀

敦賀市内の国道8号と旧国道27号が交差し、名実ともに敦賀の中心地とも言える場所に位置するのがアルプラザ敦賀だ。
一面をガラス張りにした巨大な店舗は、高層建築物の少ない敦賀にあっては非常によく目立つ。

東を向けば敦賀駅まで一直線の道路が延びており、鉄道からのアクセスも比較的良いと言えよう。

白銀交差点

昨今新設されるショッピングセンターで、吹き抜けの構造を持つものは少ない。
現在も吹き抜けの構造を有するショッピングセンターの多くは、1990年代から2000年代という平成中期くらいまでに作られたものが多いそうだ。

ここからは私見だが、吹き抜け構造の利点は開放的で広々とした印象を与えられる反面、メンテナンス性の低さや安全性の確保に難があるのではないだろうか。
高い天井は清掃するのも苦労する事が想像に難くないし、上層のエスカレーターや手すり等からの落下事故という潜在リスクは、多分に管理者を悩ませうるように思える。

実際に吹き抜け構造を有する施設の天井の端に蜘蛛の巣が張っていたり、あるいは天井でなくとも高所にホコリや汚れ等が目に入る施設もあり、ろくに清掃が行き届かない事があるのは事実だろう。

エレベーターも然ることながら、案内板のデザインもややレトロな印象を受ける

映画館とフードコート

このショッピングセンターで驚いたのは、なんと映画館があることだ。
もっとも、ショッピングセンターに映画館があることはイオンモールなどで多く見られるため、それ自体は格別不思議なことではない。
しかしながら街中にあるスーパーという印象が強い平和堂では、誠に失礼ながら意外だという印象を受けざるを得なかった。

また、さらに驚いたのは映画館が入っているフロアだ。
アル・プラザ敦賀は1階から3階までは売り場になっており、4階と5階は立体駐車場となっている。
そして、このアレックスシネマはなんと6階にあるのだ
立体駐車場しかないフロアを二階層分飛び越えて、映画館とゲームセンター、そしてフードコートがあるフロアがあるという珍しい構造になっている。

ゲームセンター

いくつか飲食店のテナントが抜けたと見られる跡があり、道路に面した6階建てという眺望の良さの割には客の入りが良くないのかもしれない。
なお、このフードコートにはスガキヤは無かった

令和5年は平和堂が北陸で開業してから50周年という節目だそうで、6階のフードコートにはアル・プラザを始めとする北陸における平和堂系列の店舗の一覧が時系列順に貼り出されていた。

これを目にしたマニアは終始興奮していたので、ちょうどいいタイミングで来訪できたと言えよう。

アル・プラザ敦賀は前述の通り敦賀駅からほど近い距離に位置しているため、その6階フードコートからは敦賀駅を眺めることが出来る。
高架化された大きな駅舎であることは知っていたが、実際に市街地の建造物と比較するとその規模が分かりやすいだろう。

これはフードコートから見下ろした白銀交差点だ。
高所から白線や道路の線形をよく確認することが出来るので、その美しさを十分に堪能することが出来る。
とても素晴らしい。


MEGAドン・キホーテ UNY敦賀店

アル・プラザ敦賀を後にした我々が向かったのは、同じく敦賀市内に位置するMEGAドン・キホーテUNY敦賀店だ。
いずれも旧国道27号(現・福井県道225号敦賀美浜線)に面していることから、アル・プラザ敦賀からのアクセスは良好だった。

ちょっとした吹き抜け構造であることに加え、一階と二階とを繋ぐ階段が半円形の踊り場を介して折り返しており、こうした点がユニークだと感じた。

なお、同行したマニアが好きなのは平成中期のアピタであり、アル・プラザ敦賀の時とは打って変わりテンションは低めであった。
劣っている」(※彼個人の感想です)とか言っていたような…。


イオン長浜店

イオンの一部は、かつてはジャスコというブランドで展開していた事はよく知られていることだろう。
ジャスコだった時代のあるイオンというのは特徴があるそうで、正面玄関が凝った意匠になっていることが多いそうだ。

このイオン長浜店も同様で、正面入口が三角形の形状の門となっており、ガラス張りの部分も菱形や丸形を組み合わせた意匠となっている。
地元にある旧ジャスコだったイオン柳津店と印象が似ており、まさにマニアの解説したとおりだった

凝った意匠の正面玄関
こじんまりとしたフードコート
案内表示のデザインが、やや古めに感じる
令和5年4月の改装により、店内の一部区画がホームセンターコーナンになっている
入り口上部の「化粧室」と書かれた表示などは、レトロさを感じる
SUPERMARKETの表示は新しそう
案内表示板が古そう
屋上駐車場

長浜楽市

イオン長浜店からほど近い場所にあるショッピングセンターで、メインのスーパーはSEIYUだ。

こじんまりとしたフードコート
SEIYU(食料品売場)
両横の空きテナントを塞ぐ薄い白壁が哀愁を誘う
エスカレーターの高さも異なる

この空間は長浜楽市の中でも一番不思議な構造で、一階と二階のフロアの中間に中段のようなフロアがある。
一体何のためにこのような構造にしたのか、素人の私には全く分からなかった。

長浜楽市内には、織田信長や豊臣秀吉、そして宣教師らしき者などが描かれている壁がある。
歴史の授業で習ったとおり楽市楽座と呼ばれる経済政策を行った事で有名な大名たちだが、こうした装飾が施されたショッピングセンターは非常に珍しいのだとマニアは言う。

二階のテナントがごっそり抜けている…
三階のゲームコーナーは生きていた

アル・プラザ長浜

怒涛の商業施設5連発もこれで最後、アル・プラザ長浜だ。
こちらも平成中期らしい派手な意匠の正面玄関となっていた。

巨大な吹き抜けとシースルーエレベーター、そしてあわせて設置されたエスカレーター。
シースルーエレベーターは流行ったのか、この年代のちょいレトロな商業施設に多いらしい。

天井の板が無い仕様はアピタを想起する
!?
石田三成の手勢を発見した
古めかしい時計

長浜塩元帥

商業施設施設巡りも終了したところで旅の最後を締めくくる夕飯を探していた私達は、国道8号沿いに見つけたラーメン店で夕食をとることにした。
その名も長浜塩元帥といい、名前から塩ラーメンを売りにしていることは容易に想像することが出来る。

実は、私は塩ラーメンが好きではない。
以前塩ラーメンを食べた際、ラーメンの入った中華スープのごとき印象を抱いて以来、塩ラーメンは食べないことにしていたのだった。
その為、この店に入店することも抵抗があったものの、塩ラーメン以外にも醤油ラーメンなどがあったためホッとした。

さて、肝心の醤油ラーメンだったが、これがなかなか美味しい。
標準でゆずが入っており、あっさりした醤油ラーメンがさらにさっぱりとした味になる。

そして何よりチャーシューも美味しかったのは大きい。
チャーシューも店によって味付け等が異なるため、口に合わないチャーシューもあるのだ。

こちらこそありがとう…

あれこれと低レベルな食レポをしたが、スープを完飲したことを以て美味しかったのだという事を表現したいと思う。

また、店の評価という点でいうと接客も申し分なく、気持ちの良い接客だった。
次に長浜を訪れた際も、是非利用したいラーメン店である。

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