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出会いはいつも別れの予感…

ここ数日、実は落ち込んでいました。

始まりがあれば終わりがある

自分の思い通りにはならないとは理解していても
終わってしまうのは寂しい

そんな気持ちの中で
中学の時に通っていた塾で一緒だった
Tさんを想いだしました

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中学の時、近所にある塾に通っていました
先生は昼間は何かの仕事をしていて
夜になると自宅に中学生を集めて勉強を教えてくれたのです

今と違って大手の学習塾のような感じではなく
アットホームな雰囲気です
畳の上に長テーブルを並べて
先生の講義?を聞いたり問題を解いたりしました

川の近くにあり、私は塾のある川のこちら側に住んでいました
評判が良かったからだと思いますが
学区の違う川の向こう側からも全体の半分くらいの人が通っていました

中学は違っていても
男子も女子も和気あいあいと楽しく勉強できる環境でした

中学3年生、無事受験が終わり
みんなで「さよなら会」みたいなことをした時の話です

記念の品として、全員が全員あてに
色紙に一言メッセージを書くことになったのです

私も全員分の色紙にメッセージを書きました
そして、最後に私あての色紙をいただきました

私の名前が真ん中に書いてあり
そこにみんながいろいろな角度、面積を使って
メッセージを書き込んでくれていました

中学生ですからフランクな感じで
「またねー ありがとー」
「楽しかったよー」
「あの時さ、最高だったね!」
などと書かれていました

男子は文字にするのも恥ずかしいお年頃なのか
何だか意味不明の言葉の羅列をしていた人が多かったのです(笑)

そんな中
1つの文章に目が止まりました

出会いはいつも別れの予感…

明らかに1つだけ
異質な?
ハイレベルな?
大人びた?
言葉に私は衝撃を受けたのです

名前を見ると別の中学に通っていたTさんという女子でした
塾でだけしか知らないTさんの
私とは桁違いのすごい一面を知り
圧倒的な敗北感を感じました

どうしてこんな素敵な言葉を知っているのだろう


それからしばらくたった時
私は納得したのです

彼女はその後、
地元のテレビ局でアナウンサーとなり
テレビの画面越しに私と再会しました

Tさんは中学のころから
言葉を伝えるアナウンサーになる
下地みたいなものを兼ね備えていたのでしょう

出会いはいつも別れの予感…

今日はこの時のことを思い出し
Tさんに励まされたキモチになりました

また新しい出会いを見つけにいこう!

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