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『三日月』 ラビンドラナート・タゴール 未知谷 2021年 978-4896426502

欧州以外で初のノーベル賞を受賞した著者の作品。この著者の作品を日本語にするとすっと入ってこない気がする。それは日本語訳がおかしいとか、そういうことではなくて、詩が持つ独特な風味を変化球で投げられている気がするから。この著者の作品は英語で読むと1番ずっと入ってくる。繰り返されるキーワードやリズムに言語の壁なんて関係なくなる。子育てに苦しむ人だったり、生きることにためらう人に手に取って欲しい。

本書は、さまざまな人との別れの悲しみと痛みを かぎりなく繊細に言葉にしたベンガル語詩集『おさなご』(1909年) を著者が1913年に『おさなご』から40篇選び、英訳し『三日月』を出版したものの日本語訳。

ベンガル語に精通している訳者にも注目。

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