『オッペンハイマー』観たよっていうお話。

なんやかんや言っていたけど観てきました。

念の為書いておきます。

あくまでも私一個人の単なる映画好きが鑑賞中に思ったり観終わった後に浮かんだ言葉を文章に書き下ろしたあれやこれやです。
杞憂だと思いますが、今は恐ろしい世の中ですから一応書いておきます。

あとうっすら人によってはネタバレ的な記述があるのでまだ何も情報を入れたくない!という方はご注意くださいね。


予想していたけどとても難しい映画でした。
しかし、全ては理解できないけど鑑賞後はついこの作品について考えてしまったのですごい映画だということは実感させられましたよ。
量子力学やら世界史に詳しかったら随所で「おっ!!」ってなっていたのかもしれません。
そして予想していたよりもエンタメ色がわりと強くて良くも悪くもアメリカっぽい映画だなという印象を受けました。

総合的には「なんだこの作品は…なんかすごいけど…どう表現したら良い?
というのが素直な結論です。

超絶序盤に思ったのは

「映像すごい」

これが没入体験…??
なんかすごい…映画館映えする!というのが映画がスタートしてすぐの感想です。

そして
「思っていた2倍会話シーン多い」
「思っていた5倍は予備知識いる」 

たくさん人が出てきます。
アホの書き方ですが本当にそうなんです。

そしてめっちゃ重要そうな人が沢山いる。
顔見ただけで頭良いと分かる人が沢山いる。
鑑賞中に“頭が良くて優秀な人間のインフレ”という頭が悪いフレーズが浮かびました。

それから他の方の感想でも見かけましたが、微妙に今どの辺りの時代なのか分からないタイミングもあって頭が混乱する場面もありました。
忍殺並みに行ったり来たりしてるかも。

あと武力で直接ドンパチし合うだけが争いじゃないんだなと感じました。
どうにかして敵国よりも早く新しい力を!という切羽詰まった空気感が凄かったです。

「わりとエンタメ色強い」
中盤あたりにある実験のシーンからは強くそれを実感しました。
オッペンハイマーのスピーチを聞いた後の群衆はエイリアンを撃退したか何らかの苦難を乗り越えた時のような歓声を挙げていましたし…

その実験シーンでかなり肝が冷えました。
久しぶりに映画を観ている途中で胃の底あたりが冷たくなっていくのを感じました。
おそらく日本に生まれて僅かでも原爆の恐ろしさについて学んだことがあるからでしょうね。
なかなかない経験です。

他の国の検索結果だとは分かりませんが、この映画について検索すると

えぇ、歴史ものの映画でありホラーでもあります。

とくに淡々とどこに原爆を落とすかを決める流れが非常にホラーです。

「天才過ぎても大変…」
来世でも多分縁がない悩みでしょう。

事前にちょっとだけ勉強したり映画を観てからもう少しオッペンハイマーや歴史について知りたくなりました。

決して明るくない映画ですが少しでも興味が湧いたなら観てみる価値はあると思います。
けどCMを観て少しでも嫌だなと思ったら観ない方が良いと思います。


それでは今回はこの辺で。さようなら。

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