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note19ヶ月目。

最近は月に一回の投稿になってきて
いますが、今の私の生活のペースには
ちょうどいいと感じています。

一ヶ月の間、いろいろな
思いが浮かぶなか、
心に残っていくものと
一時的なものが選り分けられます。

今年は残念なことに
たくさんの思い出深い
アーティストが逝去されてますが
今月はチバユウスケさんが
永眠されたニュースを聞き
心にぽっかりと穴が空いた
気持ちになりました。

私の周りにはミッシェルを深く
愛している友人がとても多いのですが、彼や彼女達と過ごした
若かりし時代が思い出されて
思った以上に感傷的になって
しまいました。

90年代以降ミッシェルのモッズスーツと髪型を真似した同級の男の子達や
ライブへ熱心に通ってた女の子。

カラオケにいけばミッシェル
一色になる日もあったほど、
私の周りでは男女問わない
人気でした。

あの頃に気持ちが戻ったチバさんの
早すぎる最後でしたが、あの頃も
今も最後までもこれからもずっと
格好良くいられる凄いかただなと
今もただ圧倒されるばかりです。

そのチバさんのニュースを
引き摺ってる頃に、追い打ちを
かけるように私が高校生の頃から
たまにお世話になっていた数十年
続いていた町の小さなラーメン屋さんが閉店しました。

地元の皆さんに愛されていた
知る人ぞ知るラーメン屋さんでした。

店主さんがご高齢で
足腰もすっかり弱られて
最後の力を振り絞っての幕引き。
後継ぎのかたはいなかったようで
本当に残念です。

閉店をすると聞いてからは
現金なことに週2で通いましたが、
私と同じような気持ちのお客さんで
最後の店内は溢れていました。

「閉店するってお知らせしたら
 ものすごく忙しくなっちゃって..」

と半分嬉しそうで困ったような
店主さん。

コの字型のカウンターで
お客の皆さんがただ一人で作業する
店主さんを静かに見守ります。

カウンターの方へ目線を配り
調理しながら「待たせて悪いね」と
きまりが悪そうに微笑する。

一人の会社員風の男性はそれを聞き

「大丈夫だよ。今はみんな
これがあるじゃない?待てるよ。」と

スマホをひらひらさせて
ニカッと笑う。

その脇で気合の入った若い子連れ
ママさんがテーブルに残ってる片付けが間に合わない食後の食器を
手際よくまとめて店主さんを
サポートしている。

閉店間際で客足の増えたカウンターは
薬味や食器が不足しており、
一人で店を回している店主さんでは
供給がおいつかない。

その足りなくなった薬味を量が
たくさん残っているポットから
みんなに回してあげている
20代位の眼鏡のお兄さん。

ラーメン屋の店主のおじさんの
提供時間がかかっても
お客のみんなが助け合って待つ
優しい時間が心地よい店内。

集まった人はお互い知らない人達
同士でしたが、
「おじさんぼちぼちやれば
      いいじゃない」
「そうだよ、店続けなよ」
「寂しいよ」と
会話が飛び交っていました。

店主さんは「10代の頃からはじめた
店だけど、良いお客さんたちの
おかげでここまでこれたよ。
ありがとね。」とはにかんだ笑顔で
腕をせわしなく動かして数十年間で
培った手際でラーメンを1つづつ
仕上げていかれました。
そして感謝の言葉を一人ずつに
かけながらの配膳。

店を続けたいと思っても
老いには勝てず。

若かりし時代は最近のような話。
だけど光陰矢の如し。
ものすごいスピードで月日は
過ぎ去っていたことに気づく月。

いつか何事にも終わりが
来るのだけれど、最後は
穏やかで優しい時間が
流れているような
そんな所に辿り着きたいな。

そんな事をぼんやりと
考えていたnote19ヶ月目です。

・感謝・

音信不通な私のnoteに
先月も訪問していただいた
全ての皆さまへ

今月も心から感謝しています。
最近はインフルエンザも
流行っているようです。
体を大事に一日、一日、
お互い過ごしていきましょう。
皆さんが健やかでありますように。







 


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