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2022/8/6 本気で二拠点生活を検討したい

7:00 中之作朝市
朝ご飯 二色丼
日中 ごろごろ
お昼 南相馬の12年ぶりに開催となるサマーフェスティバルに参加
夜 小名浜での「いわき花火大会」

観光客では味わえない過ごし方ができたなあなどと思う1日を過ごす。

朝,7:00からしか販売しないと聞いていた朝市にゲストハウスの一人と一緒に7:00に行くと既に人がたくさん。そしてあるテントの前に長蛇の列。よく見るとマグロを売っているらしい。諦めようとしていたところ,その列に並んでいたお世話になっている方が一緒に二箱分買ってあげるよと声をかけてくださった。並んでいないことに引け目を感じて,またその並んでいる分のコストを自分たちがかけていないことの申し訳なさがあり,断ったと思うが最終的には買っていただくことになった。ま,道徳の教科書では議論の分かれるところだと思うが,その方の厚意に甘えないこと,自分が朝市で買った美味しいものを食べずにいわきを去ることを,マグロを買わないことと天秤にかけ,ご厚意に甘えることを選んだ。有名人がこんなことをやったら議論の餌になっていたかもしれないが,一般人なので許してと思う。

みなさん何を買おうか考えながら買ったもの片手にうろうろ
例のマグロ。切り身とたたき。

チラシに要冷蔵冷凍食品なのでクーラーボックスがあると良いと書いてあってので,発表スチロールに保冷剤を入れて持って行った。上の画像のものはマグロを購入する時点で発泡スチロールに入っていたので,この二つとは別に家から持っていった発泡スチロールがあった。そこにタコのぶつ切りとか,カジキのメンチカツとか,サンマの南蛮漬けとか,明太子とかを入れて一旦家へ戻る。

冷蔵庫冷凍庫にしまった後,もう一度市場へ。なぜなら抽選会があるから。8時にスタートしてきっかり9時まで1時間かかった。すごい話だ。8時になると担当の方があらかじめ抽選券を投票しておいた抽選箱から紙を取り出し,「いわき市平からお越しの〇〇さ〜ん」などと名前を呼び,朝市に各企業などから提供された商品が手渡されていく。くじ運のない人生を送ってきた私なので当たらなくて当然という構えで行って,本当に当たらなかった。かなりの量の商品があり(なんせ1時間もかかった)一つも当たらなかった。家族4人でくじを出しておいて2つ持ち帰った家族もいた。悔しい。私が狙っていたのはいわき魚連の非売品Tシャツだ。

でもそんな気持ちは朝ごはんを食べて吹っ切れた。前日に買っておいたレトルトのご飯をレンジで温め,マグロを早速いただいた。

朝ご飯

3年ぶりに開催となる中之作朝市。大成功だったと思う。出品する人,買う人,取材する人,抽選する人,当選する人,多くの人が次回また参加したいと思ったと思う。地元の人がほとんどだったから,地域で大切にしてきたイベントなんだろうなと思う。聞けば,この朝市は震災があった年から行われているとのこと。震災って何年だっけなんて言葉もあって(私はすぐに2011年と出てきたけれど),覚えていいないってこともあるよねと,また私の中のリアリティが一つ増えて嬉しい気持ちになった。

日中は南相馬へ。

南相馬 12年ぶりと言われると屋台もよく見えてくる


ロボットテストフィールドというところからシャトルバスで会場へ向かう。ロボットが無機質な声で市内のカフェを紹介し続けるのがシュールだった。会場には若いギャルっぽいママやイカつめのパパもちらほら。お祭りに若い人がたくさんいるのはいいことだなと思った。お年寄りが演歌を歌い続けるお祭りより,ダンスを踊るたくさんの子どもチームがあるお祭りの方が個人的には好き。両方ミックスされた感じが一番好きだけど。ギャルっぽいママやイカつめのパパのいる家庭において,子どもが習い事としてダンススクールに通い,自分を成長させていくという方向は多いような気がした。ビジュアルを通して個性を表現したいという点で共通する思想がギャルとダンスにはあるように思えた。

夜のいわき花火大会も交通規制が多い中友人のツテでなんとかなった。観光客じゃできないわざ。こういう関係性はどちらかが始めたら永遠にあの時はありがとうでラリーが続くから大切にしたいと思えるし,また期待と思える。

花火は全然カメラで上手に撮れなかった。スマホの動画は素晴らしい感じで撮れた。

2週間だけだけど地域でいろんな人と出会って,いろんな道を通って,いろんなものを食べて,いろんなことを考えて,二拠点生活って本当にアリなんじゃないかなと思えてきた。二拠点生活については今後の何かしらの大きな問いを考える際にまた深く考えてみたいと思う。


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