見出し画像

フリーキャッシュフロー

今日は、フリーキャッシュフローについて書きます。
自分が投資する時に見る財務諸表に、売上高と営業利益ともう一つフリーキャッシュフローがあります。
それについて書きます。
ちなみに自分は、専門家ではないのでざっくりと書きます。

1.フリーキャッシュフローとは?

ざっくりと言いますとフリーキャッシュフローとは、会社が自由に使えるお金です。
つまりフリーキャッシュフローがある会社は、健全に営業をし、利益が出せてる会社と言う事です。

2.フリーキャッシュフローが高い事のメリット

フリーキャッシュフロー(Free Cash Flow、FCF)が高いことは、企業にとっていくつかの重要なメリットがあります。

1. 投資と成長の機会:高いFCFは、企業が新しいプロジェクト、設備、技術の開発などに投資する余裕を持つことを意味します。これにより、競争力の向上や市場シェアの拡大など、成長戦略の実施が可能になります。

2. 債務返済と信用力向上:高いFCFは、債務の返済や債務削減に利用でき、企業の財務健全性を向上させます。これにより、信用力が高まり、低金利での融資が容易になり、財務リスクが軽減されます。

3. 株主への還元:企業は高いFCFを株主に対して配当として支払ったり、株式の買い戻しプログラムを実施したりすることができます。これは株主価値を向上させ、株主の利益を増加させることができます。

4. 緊急時の備え:予期せぬ経済的な困難な状況や市場の変化に備えるため、高いFCFは緊急時の備えとして役立ちます。企業は必要な場合にリソースを使い果たすことなく、安定性を保つことができます。

5. マーケット評価の向上:高いFCFは、投資家やアナリストからの好意的な評価を受けやすくなり、株価の向上に寄与する可能性があります。

要するに、高いFCFは企業にとって財務的な柔軟性と成長の機会を提供し、安定性と競争力を高め、株主との信頼関係を築くのに役立ちます。したがって、多くの企業はFCFの最適な管理に注力します。

3.フリーキャッシュフローが低いと

フリーキャッシュフロー(Free Cash Flow、FCF)が低い場合、企業にいくつかの潜在的な課題が生じる可能性があります。

1. 投資と成長の制約:低いFCFは、企業が新しいプロジェクトや成長戦略に投資する余裕を制限します。これにより、競争力の維持や市場シェアの拡大が難しくなり、将来の成長が制約される可能性があります。

2. 債務の増加リスク:FCFが低い場合、企業は債務の返済に困難を抱えることがあります。これに伴い、債務が増加する可能性があり、財務リスクが高まることがあります。

3. 株主への配当制約:低いFCFは、株主に対する配当を維持するために必要な現金の確保を困難にする可能性があります。これは株主との信頼関係に悪影響を及ぼす可能性があります。

4. 緊急時の備え不足:低いFCFは、経済的な困難な状況や予期せぬ出費に対する備えが不足していることを意味します。企業は危機管理のための資金を持たず、困難な時期に立ち向かうのが難しくなります。

5. 資本市場への不利益:低いFCFは、投資家やアナリストからの不安や否定的な評価を引き起こす可能性があり、株価の下落や信用格付けの低下につながることがあります。

要するに、低いFCFは企業の財務的な制約やリスクを増加させ、成長機会を制限する可能性があるため、経営陣はFCFを管理し、必要に応じて改善策を検討することが重要です。企業は収益性の向上、コスト削減、効率性の改善などの手段を採用して、FCFを増やす方法を模索することがあります。

要するに、フリーキャッシュフローが高い事は、会社がちゃんと効率よく営業して利益を出して、新しいプロジェクトに挑戦出来たり、シェア拡大や緊急時の備えや投資家や銀行からの信用もあり、株主への還元も出来てとてもいい事だらけなので必ず見た方がいいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?