詩『拝啓 人間さま〜人たらしの俺たちへ〜』
人は何かを背負って生きている
何かを背負っているから強くなれる
何を背負っているか 分からない人もいる
人に媚びへつらう人がいる
人懐っこいより ただの人たらし
実は自分のことではないか
人の振り見て我がフリ直せ
他人の生き様は自らの等身大の生姿(せいし)
悪い奴にはなるなよ 他人様からの税金を搾取するなよ いつか後悔するぞ
分かっていても 同じ人間だと理解していても
人に紛れて 人に揉まれて 人に騙されて
今日も人は生きる
人は人に支配されて生業(なりわい)に関わっていく
最後の一秒まで人に世話をされるのだから
どこまで行っても人は人にしか分からない
きっと ずっと もっと
人と 人を つなぐ
【了】
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