見出し画像

ケニアの子どもたち🌈(ぼらいやー27期)

ぼらいやー27期のれなです。今回、昨年の7月に3週間滞在したケニア🇰🇪のワークキャンプについて書きたいと思います。是非、ご覧ください‼️


参加動機、行った場所

私が行った場所はケニアの南西部、タンザニアとの国境の近くにある Joseph's Nyamosense Special unit school という寄宿学校です。
この学校は聴覚障害の子ども達のために建てられています。

ぼらいやーになる前、私は保育士として働いていました。その中で発達障害や乳児院の子ども達にも携わりました。他の国でそういう子ども達はどのように生活しているのか知りたい思いと、保育士としてやってきた事を何か役立てたいという思いで参加しました。

学校の様子

学校には5歳から15歳までの子ども達が在籍していて、子ども達はケニアの手話でコミュニケーションを取っています。現地の人たちはスワヒリ語を使っていましたが、彼らはスワヒリ語ではなく英語を使って手話や他の科目を学んでいました。ケニアはイギリスの元植民地で、新聞の文字や看板まで日常的に英語が使われているからだそうです。

教室

ケニアでは障害児が産まれると、親が隠そうとして家の中にずっと置いておくそうです。彼らは長い休み以外は殆どこの学校で過ごします。この現状を知って私は日本との差を感じショックを受けました。
学校には先生方が数名と守衛さん、昼と夜ご飯を作りに来る女性がいましたが、子供たちは食事以外の身の回りのことは全て自分達でしています。例えば、シャワーは水を桶に汲んで囲いのところまで持っていって自分で浴びなければなりません。まだ小さい子ども達は、他の子に運ぶのを手伝ってもらったり、服を着たままその場で浴びている子どももいました。


子ども達の遊び⚽️

授業が終わると多くの子ども達はサッカーやバレーボールをしていました。
私はよく女の子達と縄跳びをしたり、折り紙を折って一緒に遊んでいました。女の子達は、一度見ただけでハートや紙飛行機の折り方を覚えてしまいました。

仲良しの2人💕
「私縄跳び上手だったでしょ!?」の顔😊

ワーク

基本的に午前中は煉瓦作りで、午後は食材の買い出しに行ったり、子どもたちと遊んだり、自分達の洗濯やシャワー、近所の家や隣の小中高訪問など日によって違いました。

煉瓦造り
授業の合間に手伝ってくれた🌟

食事はコンロがないので毎回マッチで火をおこすところから始まります。最初の方は火おこしだけで30分も時間がかかっていました💦
枝集めやご飯作りなど、近所の人達が頻繁に手伝いに来て教えてくれました。

私達のキッチンと手伝いに来てくれた高校生(左)
ある日の昼ご飯
中央にあるのはケニアの主食、ウガリ
マーケット

子どもたちとのコミュニケーション

ケニアで1番大変だったのは子ども達の第一言語である手話を覚えることでした。日本の手話とはかなり違います。到着初日に先生方は、私達の手話のニックネームを作って下さいました。皆んなそれぞれ名前のアルファベットの頭文字から取った手話のニックネームがあるそうです。
子ども達もバナナや山羊、家などイラストを示しながらよく教えてくれました。分からない時は筆談でやり取りをしましたが、それでも分からない時はとてももどかしかったです😅

男の子の言葉

ある日、縄跳びを私が子供たちにプレゼントした時、1人の男の子が言いました。「縄跳びも良いけど、サッカーをもっと出来る靴が欲しかったなぁ」
子供たちのなかで靴を持っている子もいましたが、皆んな使い古されていて多くの子達は普段はサンダルを履いていました。鞄や服が破れている子も沢山いました。
何気ない言葉でしたが私には凄く刺さり
彼らが本当に必要としているものって何なんだろう、海外ボランティアとして私たちは何を今すべきなんだろう、
手話ですらまだ理解しきれてないのに、この短い期間で何が出来るんだろう。
 
結局答えは出ませんでしたが、非常に考えさせられました。


まとめ

ケニアは貧困率が高い国だと聞いていましたが、障害児の社会的立場の低さは予想以上でした。
簡単に変えられる事は何もないけれど、だからこそ、国際ボランティアが関わって外に現状を発信する事、彼らも外の世界を知る事に意味があるのでないかと思いました。
今後どのような形で関われるか分かりませんが、また数年後、彼らの元へ行きたいと思います。

ここまで読んで下さって有り難うございました!

Nyamosense school の子どもたち🩷

          ぼらいやー27期 れな


27thぼらいやーのマガジン公開中

ボランティアしながら旅をする【 ぼらいやー (29期) (2024年4月~)募集中!

ぼらいやーのページはこちら!
詳細▶︎ https://nice1.gr.jp/vol_year/index.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?