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お客様はどんな家事代行キャストを望んでるのだろう

こんにちは!現役家事代行キャストのくらら.べるです。家事代行会社に所属している最大のメリットは「お客様との間に会社が入ってくれる」ということだと思います。
何かトラブルがあったとき会社が解決してくれる、交渉してくれるというのはとてもありがたいことです。これはお客様側も同じかもしれません。キャストと直接やりとりしなくていいというのは気が楽ですよね。

会社によってルールは違うと思うのですが気に入ったキャストを指名したり選べるという場合もあります。そういう場合はそのキャストをお客様が望んでいるのでそのまま長く継続されるのですが
キャストを選ぶことが出来ない場合、お客様が違う人と交代してほしいと言ってくることもたまにあるようです。理由は様々のよう。家事の技術的な問題、キャストの態度が気に入らない、身なりが汚いなど、、お客様によって求める基準も違いますし、キャスト側に明らかに落ち度があれば仕方ないかもしれません。

私は直接交代してほしいというのは言われたことはありませんが満足されてたのかな?迷惑かけてなかったかな?大丈夫かなと、気にもなりますね。
もちろん長くやってきたのでスポットの方、定期の方から指名されたり、ずっとお願いしますと
仰って頂いたこともたくさんあってそのときはとても嬉しくまた頑張ろうと思えます。私がいつも必ず忘れないでいることあるのですが、それはお客様の立場に立ってのサービスをすること、慢心や傲りがないように気を付けるということです。改めてお客様はどんなキャストに来てもらいたいんだろう、、と、考えてみました。

▪️作業が丁寧

▪️物損を起こさない

▪️スピーディーで仕上がりがキレイ

↑この3つは技術的な要素で理想ですよね。お金を払ってプロに頼んでいるのだからそれに見合った技術は持ってる方に来てほしいでしょう。

▪️明るくてコミュ力があるけど余計な話はしない

▪️穏やか

▪️顧客の方に的確なアドバイスが出来る

↑これは性格、人柄ですが実は技術よりも重要だったりします。これはあくまで理想ですが元気がない、笑顔がないとお伺いしたときに良い印象持たれないですよね。あとは明るい、コミュ力といっても相手が萎縮するようなレベルも困ります。決まった時間内での作業なのでお客様と話し過ぎたり、立場をわきまえず立ち入ったことを聞いたりなんてこともNGです。穏やかな雰囲気だけど作業中気がついたことを説明したり、聞かれたことに対してアドバイスしたりがきちんと出来ることも求められます。

▪️清潔で身だしなみがきちんとしている。

▪️作業に適した不快感を与えない服装

▪️体臭、口臭がない

↑作業も出来て人柄もパーフェクトなのにこの3つのどれかがダメで一発アウトなことって実は多いのです。もったいないです。
生理的な部分で嫌悪感を感じるというのは耐えられないんですよね。

これらを、クリアしていればだいたいはどこのお宅に伺っても大丈夫だとは思いますが、それでも
なんだかお客様とギクシャクしてしまうということもあったりはします。私ももちろんありました。何をしても裏目に出てしまったり。こればっかりは難しいなという経験もたまにはあります。と、いうことは

結局はお客様とキャストの相性の問題??

そうですね。。そういうこともあるでしょう。
しかし、それで全て片付けてはいけないなと思います(笑)やはりどこのお宅に伺ってもちゃんと
受け入れてもらえるようなキャストになろうと努力することはすごく大事だと思います。努力でカバーできる部分はするのがプロだと思うんです。

持論ですが自分が考えるキャストの役割とは

「時にメリーポピンズ。時に石ころ帽子。引き際は風のように去っていく」

意味わかんないですね(笑)引かないでください、、
説明しますと、メリーポピンズみたいにすっとやって来て、そのお宅を明るくするような存在で、いても邪魔にならない石ころ帽子(ドラえもんの道具)被ったようにひっそりしてて、サービスが終わったら風のように帰る(笑)って感じですかね。ふざけないで言うと
「その時々でいろんな存在になれる」
上手く言えないけどこうなれたら本当にプロだと思います。

定期サービスだと○○さん来る日は楽しみ!みたいに思ってくれたらキャスト冥利に尽きますし
お伺いしてお客様在宅だと、リモートで仕事してたり、ご夫婦でちょっと言い争いしてるなんてことにも遭遇します。そんなとき同じ場所で作業しなきゃいけないなら存在を消す、気配を消す、聞かないという努力をします。まさに石ころ帽子被ってるみたいに。守秘義務があるのでそういうことは他言できませんし。私がいると警戒するような存在だとしたらキャストとしてまだまだかも(笑)

そして、去り際。お客様はパパっと終わらせて帰ってほしいのだと思うんですよ。(道具片付けなどなかなか難しいけど)いつまでもダラダラいるのは
もちろんご迷惑かけるしよくないです。

パパっとは言っても、もちろんプロの仕上がりでが理想です。今日はいい仕上がりかも!と思ったサービスではそこのお宅の方が玄関まで送りに来てくれて頭下げてくれたりします。ご家族全員でなんてお宅もたまにあります。きちんと仕上げて風のように去っていくのが一番理想のサービスかもしれません。

根本には「信頼」という絆がある

お客様がキャストを信頼してくれて家の中に招き入れてくれる。それが全てのスタートで、私たちキャストはそれに応えて一生懸命やらせて頂く。
知らない人に家の中に入ってもらう、鍵を預けるというのは中々できることでは無いですよね。
お客様が信頼してくれているのだからこちらもそれを裏切る行為は絶対してはいけないわけです。
これは類似した業務でも言えることで、ベビーシッター、訪問介護などそういった職種の方たちも
自分達の立場、やるべきこと、そしてお客様の立場に立って考えること、慢心、怠慢に気を付けることそれらをいつも念頭に置くことが本当に大切だと思います。

書きながら改めて私も気持ちを新たにまた明日から頑張ろうと思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。次回もキャスト目線でお送りします!








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