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今の世の中だからこそお子さんにお手伝いをすすめたい

こんにちは!現役家事代行キャストのくらら.べるです。

今日はいつになくネガティブなお話から入ります。この仕事をしてますとなんとなく辛い気持ちになることもあったりします。今のご時世、今の世の中というのが仕事を通じて見えてしまう、現実を感じてしまうという瞬間があります。

個人情報はお話できませんので本当に一般論として聞いてほしいのですが、自分が子供の頃の「家庭」というものの認識が変わりつつある、自分の意識というものを変えなくてはいけないんだなと思うことにも遭遇します。
一番はお子さんを取り囲む環境でしょうか。
今までの記事でも書いてきましたが私たちキャストがお客様のご家庭のことに対して口を出すなんていうのはもちろん言語道断です。見ていることには知らんふりで他言せず、作業が終わったらさっと退散する。
しかし、なんとなくモヤモヤする、辛くなるときもあるんですよね。それはもっと、大きな目線で言うならこの国はどこに向かうのかな?というなんとなくの不安にも通じるというか、、。

家事、育児を外注するのはおおいに賛成ですが
ご家族以上にキャストが家事に従事、介入することになってしまうことには反対なんですよね。私たちはあくまでも家庭を上手く回うすためのお手伝い。そのバランスを上手く保つことがとても大切だとも思うのです。

お家の方が6割、外注が4割くらいで家事などを回すのがギリギリのバランスというのでしょうか。
私は今のこういう世の中だからこそ、お子さんたちにお手伝いをしてもらうのも是非オススメしたいんですよね。
ご家庭の方針にもよりますが、忙しさに追われてしまうとお子さんが家のことというのを何もせずに成長してしまうケースも多々あると思います。

もちろん学校、塾、習い事とお子さんも忙しいですし大変でしょう。しかし、そこにお手伝いを組み込むことは長い目で見るとお子さんのためにもなると思いますし、ご家族もより絆が深まるのではないでしょうか。

家事は生きて生活する上で必ず発生するもの

例え食事を作らなくて全部お弁当を買ってくるんでもゴミは出ます。それを放置しておくとゴミ屋敷になります。衣服も汚れるので洗濯もしなくちゃいけません。特に汚さなくても埃はたまります。生きてる限りは家事から逃れられません。
小さいうちから家事に慣れておくことは大人になってから必ず役に立ちます。

お手伝いする子は勉強もできる

お手伝いは実行機能というのを発達させるそうです。

お手伝いは勉強をはじめるときに必要な瞬発力が身に付くとのこと。お勉強を教える塾がお手伝いを推奨しています。これはやはり根拠があることなのでしょう。

勉強する時間が少なくなくなるし家事はやる必要なしということで何もさせないのはかえって勿体ない気がしますね。私が子供の頃も家業のお手伝いをしてる子の方が成績がよかったかもしれません。

時間がたっぷりあるから勉強しているかというと必ずしもそうではないですよね。
お手伝いは与えられた仕事をいかに要領よく切り上げられるか、そしてどうやって自分の時間を捻出するか、どういう順序でやったら上手くできるか常に考えながらやることですし、それによって時間はとられるけれども少ない時間の中で集中して勉強することになるのではないでしょうか?

もちろん小さな仕事でいい。その子に責任感を持たせて最後までやらせることが大切

三つ子の魂百までといいますが、何でも習慣なんですよね。生活リズムも食事の取り方も全て。そして本当に小さな頃から毎日やることが大人になってからのその人を形作るのだと思います。
学校行くようになれば急に朝早く起きられるわけでもないし、好き嫌いがなくなるわけでもありません。小さい頃からの積み重ねです。
なので家事も同じです。全然家のことをやったことがない子が大学生になって一人暮らし、または年頃の女の子が突然結婚することになったとしたら、急に出来るわけありません。

3~4才くらいから少しずつ小さなお手伝いをさせてみる。そしてその仕事はその子の担当だと責任を持たせることも大事です。

最初は一つだけでいいのです。食卓を拭いてお箸を並べるとか、植物にお水をあげるというのでもいいですよね。朝、学校に行く前、遊びにいく、塾に行く前、それを、ちゃんとやってから行かせる。きちんと責任を持たせる。小さくても同じ人間としてそこは対等に接する。「やらなきゃいけないことがある」と、自覚させる。学校でも職場でもこれは基本になることで小さいうちから年齢に合った責任感を持たせることは必要だと思います。

お金を払えばだいたいのことはやってもらえるけれど、、大切なのはそういうことではないんです

若い方も家事代行を使われてることが最近は多いんです。それに見合った収入があるなら何ら問題はないですし、若いのにこんなに稼げて能力あるなーと、おばさんは素直に感心するのですが、しかし、そういうことじゃないんですよ、、大切なことって違うんですよとも思うんです。私たちは儲かるしいわゆる「ウハウハ」状態になるのに何をほざくの??(笑)と、思いますよね。

最低限でも、自分の暮らしにきちんと向き合う、丁寧に生活することが大切

私が言いたいのはこういうことかな?
毎日目が回るくらい忙しくて頑張っても頑張ってもどうしても手が足りない。そんなときは呼んでほしい。どこにでも飛んで行きますよ。そして
私がお手伝いすることによってそのお客様が少しでもホッと出来たら。私がやっている仕事の意味があると思うのです。

「家のことなんてやりたくない」「家事なんてお金で外注すればいい」

と、最初から投げてしまわれる方にはちょっとご自分の生活に向き合ってみてほしいのです。
向き合えば今まで気がつかなかったことに気づいたり、大切なのはことがわかったり物やお金の使い方を見直したりするはずです。

なので今小さいお子さんがいるお宅はいろんな意味でお手伝いをさせてみるのってとても意味があることだと思うのです。ご参考になれば

今日はちょっと愚痴っぽくなりました(反省)

次回もキャスト目線でお送りします。最後まで読んで下さりありがとうございます。







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