「Pretender/Official髭男dism」を聴いて思うこと
今さらだけど、最近よく聴いている ヒゲダン の 「Pretender」について、楽曲の作り込みや表現、僕なりの解釈など、考えたことを書いてみようと思います。
どんな曲なのかは、実際に聴いてみて、歌詞を見てもらえればいいね。
(リンク貼っておきます。聴きながら続きを読んでいただければ。)
ホントに良い曲。イントロのギターのフレーズが色んなポイントで出てきて、曲のもつ明るいメロディーやアレンジに、少し悲しげで切ない印象がちょうどよく混ざっているなぁと感じました。
歌詞はとことん「大人の 切ない、悲しい。」でもそれが、はっきりと言葉で表現されているわけでもなく、色んな言い回し、ボーカルの動きに出てきます。
例えば、サビに出てくる「痛いや いや」とか「甘いな いやいや」等の「〜いや いや♪」って歌い回しは、他の邦楽を聴いていても”涙を浮かべている・泣いている表情“を表現するのにかなり頻繁に使われています。
2番Bメロの「好きだ とか無責任に言えたらいいな」も、すごい表現。大人の恋だという設定が一番上手に例えられている歌詞であり、その切なさが痛いほど伝わってくる部分です。
あえて「好きだ」とか「愛している」などの直接的な表現は使わずに「君は綺麗だ」と言うところも、とっっっても切ないですよね…。
「言えたらいいな〜♪」のメロディーの動きもファルセットを使うことによって、泣きたい気持ちを抑えているように聴こえます。
そして僕がこの曲を聴いて泣いてしまった部分はラスト!
「それもこれもロマンスの定めなら悪くないよな」「永遠も約束もないけれど、とても綺麗だ」
ここ、メンバーのコーラスが入ってくるんです。
こんなに切ない恋なのに、最後はこの「恋を受け入れている」という表現にメンバーのコーラスを上手く使っているんじゃないかなと思います。このメロディーはとっても明るく作られているところもポイントなのではないでしょうか。
…さて、話し出すとキリがないほど本当によく出来た曲だなと改めて感じました。いちばん目立ったポイントだけ書いてみたので、もっと喋ってほしいという人は個別でお願いします。(笑)
ちなみに、この曲まじで難しいです。カラオケで歌おうとなんて絶対に思わないでください。切ない恋になってしまいますよ。(笑)
以上!
おわり。
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