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先入観を捨てよう─格下の気配に道あり、花の山

人のゆく裏に道あり、花の山─知っての通り、株式投資の金言ですね。
競艇では、どうしても選手の格が気になってしまいがち。でも、陸上をヨーイドンで走るのではなく、地に足つかない水上競技。しかもスタートしての1マークでは、われ先にと狭いところになだれ込むのですから、突き抜けるにはモーター整備の成否が大きく影響します。
フライング持ちのB2レーサーだとか、こんな成績で大外じゃムリとか、来ても3着がギリだろうとか─そんな先入観に泣いたこと、誰しも数限りなくあリますよね。
目立って好気配の格下レーサー。思い返せば気になってたんだよなぁ、と悔やんでもあとの祭り。肝心なのは、その「気になってた」なんですね。チャンスは眼の前を気づかぬうちに横切るもの。それをエイヤッと無理やり頭から追いだしたのが、先入観のなせるわざ─わかっちゃいるけど、ですよね。
展示航走では、純粋にレース直前の足を比較するために、どの選手が何号艇かというのをいったん忘れましょう。オッズは、単なる「先入観」の投票箱。天才の名言にならい、今日だけはリスペクトをやめましょう。
ゆえの人気を被った格上レーサーを信じ、危ない本命勝負をしないためにも。


写真は樹上に咲くボケの花。好きな花で、お正月によく飾ります。
裏山をひとり行くと、ひっそりと佇む民家の軒先で出会した風景─のような(勝手に想像してます)。シャッターを切る瞬間の、心の揺らぎも伝わってくる。寒空に凛とした空気感のある一枚。カメラマンに感謝(トリミングが残念、申し訳ないです)。


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