※このノートは以前のものの補足になります。

前回のノートを見ていただいた方はありがとうございます。0nickson0と申します。前回から仕訳の裏技について説明させていただいています。初めての方は先ほどのノートだまされたと思って1分ほど読んでみてください。それだけで仕訳が異常に楽に思えてくるかもしれませんよ・・・

あの仕訳法の生まれたわけ

所で仕訳で悩んでいる人は

各項目で何が資産で何が負債なのか

それがわかっても借り方貸し方、どっちに書けばいいのか

と迷うことが多いと思います。

ちなみに教科書などに載っているような各項目ごとに起きる借り方貸し方の位置関係はこのようになっています

　　　　　借り方　　　貸し方

資産　　　増加　　　　減少

負債　　　増加　　　　減少

資本　　　減少　　　　増加　

収益　　　減少　　　　増加

費用　　　増加　　　　減少

※貸し方に○○の発生と書いているものもあります

ですが正直これをパッとみて

なんで収益貸し方に書くの！

資本て借り方に書くんじゃないの？

と初心者にとって理解するには時間がかかります。

しかしテキストではこの各項目を覚えなさいといわれます、

僕はこれで暗記するのが嫌だったというのもあり無視していました。

簡単に理解できて、かつ覚えるのがひとつだけの方法はないものか

その試行錯誤の末にあのワンフレーズ型の仕訳法が生まれました。

あれによって覚えることは

借り方　　　　　　　貸し方

手に入れたもの　　　使ったもの

たったこれだけになりました。

ほんとにこれだけなんですよ？

あんな各５項目の要素なんて学ぶ必要もありません。

実はさっき言った各項目の借り方貸し方の書き方というのはこの法則によって生まれた副産物なんです。

つまり僕たちは法則によって生まれた副産物を覚えろといわれたわけです。

そりゃ難しいわけですよ。

ちなみにですけどどうしてあの５項目が出来上がるのかちゃんと説明もできます。

例えば

１　Ｎ商店で資材５００円を仕入れ、支払いは現金とした。

２　Ｍ商店が５０００００円を出資し、起業した。

３　自分の商店で商品２５００円を売り上げ、代金は現金だった。

このような問題があったとします。

通常の流れで説明すると、

仕入れは費用にあたり、それが増加しています。

よって借り方に「仕入」と書き金額は５００円です。

それに対して現金は資産に属しており、それが減少しているので

貸し方に「現金」と書き金額は５００円と書きます。

これが一般的な解説になるかと思われます。

同様に２と３についても解説すると

２の場合

出資は資本にあたり、それが増加しているので

貸し方に「資本」と書き金額が５０００００となります。

対して会社の元に現金が入ってきました。この現金は資産に属しており

今回の場合は増加ですので

借り方に「現金」と書き金額が５０００００となります。

３の場合

売上は収益に該当しており、今回は増加しています。

よって貸し方に「売上」と記載して、金額を２５００とします。

今回は現金で受け取っているので、資産の増加として考えます。

よって借り方に「現金」と記載して、金額を２５００とします。

このような解説が飛び交います。

ちなみに以前のノート風に説明すると

1の場合

使ったのが現金で、手に入れたのは資材である。

資材の入手方法は仕入

よって借り方に仕入れ５００円

貸し方に現金５００円となる。

2の場合

使ったのが資本金で、手に入れたのは現金である

よって借り方に現金５０００００

貸し方に資本金５０００００となる。

3の場合

使ったのが売上、手に入れたのは現金である

よって借り方に現金２５００

貸し方に売り上げ２５００となる。

※３の解説については文章の都合上統一しましたが、手に入れたものを先に考えておくと逆算的に考えやすいです。

こうしてみると、使ったものと手に入れたもの

この比較をするだけで借り方貸し方どちらに書くべきなのかすぐにわかってしまうのです。

そしてそれを平均化していくと5パターン生まれて、それぞれ該当するパターンに沿って変化します。それがあの５項目の要素です。

ちなみにこの後仕訳したものを転記する作業というものがありますが、あれは単純に使った結果手に入れたものと手に入れるのに使ったものを書くだけと考えれば簡単になります。

今回の補足でどうしてあのフレーズ一つでいいのか理解できましたでしょうか？おかしいなと思えるところや疑問に思えるところがありましたらいつでもコメントお待ちしています。