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ホストにはまりかけ女子大生の葛藤

8月某日。友人と新宿で中華を食べているとき。「そういえばこの前私ホストクラブ行ったんだけど、超楽しかったよ~」この一言がきっかけだった。

完全に興味本位。女子大生のもう少し大人の世界を覗いてみたいな~、というノリ。夜の歌舞伎町へと私たちは歩いて行った。

初めてのホストクラブ。

マジでこれは親には言えないなと思いながら店に入り、いろいろ説明を受ける。初回だからいろんな人と席に座るらしく、5人くらいとお話した。
最近マジのマジで出会いも恋もなく、男子と話すのはサークルの人だけだったからこういう「キラキラ」な人に囲まれるのは本当に赤面&緊張で固まりっぱなしだった。すごく優しいし、会話も弾むし、これがホストか……と衝撃だった。

Aさん登場

そのホストの一人、Aさんはめちゃめちゃに緊張している私に気を遣ってくれて、自分の将来の夢とか昔のこととかたくさん話してくれて、しかも手をつないでくれたり近くにピタッと座ってくれたり超!積極!的!な接客。おまけに連絡先を聞かれ、ピュアピュアな私は素直に教える。
さらにアフターに誘われたけどちゃんとそれは断ったので私エライ!

その後Aさんからはマメに連絡をいただき、私もちゃんと返信している。
しかも「りくちゃんなら同伴行きたいな~」とか、「りくちゃん居心地良いな」とか言われる始末。おいおい、私たち一回しか会ったことありませんけど、と心の中でツッコミを入れつつ「ありがとうございます!」と返す。

理来ちゃんの苦悩

もう、わかりきっているのだ。私が私立の女子大生だからお金持ってると思って営業モード全開で来られていることも、結局私が常々言っている「彼氏ほち~~い!」を彼は叶えてくれないことも。そして私は奨学金(借金)受給者&学費減額措置を受けながらバイトに勤しむ貧しい大学生ということも自分が一番わかっているのだ。

ガチのマジで私はクズだな~~こんなホストに行っちゃって、どうしたらもう少し楽しめるかなとか考えちゃって、今週また他の店の初回に友達と行く約束までしちゃって、と思う。

でも今まで真面目に働いて、友達がディズニーやら友人と海外旅行やら外食やらに行くのをインスタで見ながらほとんどの週末をバイトに捧げ、家計簿をつけて、学校にはお弁当を持って行って、バイト先の廃棄をもらって食費を浮かして、奨学金は貯めて院に進むための資金にして、これから行く留学も自分のバイト代と親戚からたまにもらうお小遣いの貯金で賄っているのだ。

私も遊びたいな、と思っていたのだ。結局人生お金だよな、と認識しながら。許してほしい気持ちと自分が許したくない気持ち。ごちゃごちゃのめちゃめちゃで。親からの愛が足りないとかじゃないし、まあ家系的にダメ男に引っ掛かりやすいけど、自分の将来を考えて懸命に生きてるし、自分は頑張っているんだと信じてきたし。

でもまだ未来のために、この先の自分のために頑張っているだけ。
今の自分が寄りかかれるような確かな安心がないから、大学3年目にして私はちょっと疲れてしまったのかもしれない。上京して、親と会うのは年に2、3回くらいで、お金がないからバイトに勤しんで。だからお金を払えば確実に、大切に、愛しい目をして接してくれる人にはまりかけているんだと、今noteを書きながら冷静になっています……。

きっと、頑張ってる理来チャンエライ!と褒めてほしいだけなのであーる。

今後の私をお楽しみに( ^^) _U~~

以下、続きです。クズっぷりがひどいと自分でも思います。どうか引かずに笑ってほしい。

2弾「ホストにはまりかけ女子大生の心境
3弾「ホストにはまりかけ女子大生の苦悩



ちょろい女子大生の川添理来です。