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ヴァイオレット・エヴァーガーデン

痛ましい事件があった。

たった一人の狂った男の蛮行によって、36名もの尊い命と、かけがえのない文化と才能、日本の財産が理不尽に奪われた。

これがどれほどのことか。
アニメを見ない方々にも、事の大きさが伝わると思う。

この事件が起きる数日前、私はヴァイオレット・エヴァーガーデン本編を見終えたところだった。
深夜アニメとは思えない、毎話映画のようなクオリティに圧倒され、心を鷲掴みにされるような繊細で美しい演出とストーリーに涙した。
特に10話。
あんなの泣くよ。号泣。

外伝は必ず映画館で観ようと決めていた矢先、あの事件だ。

京アニの作品はほぼ全て見てきた。

Kanonから始まって、Air、CLANNAD、涼宮ハルヒ、境界の彼方、氷菓、けいおん。

そしてヴァイオレット・エヴァーガーデン。

どれも本当に素晴らしい作品だった。

中でも、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは私の中で頭一つ抜けた作品だった。

京アニが主催する京都アニメーション大賞受賞作品の中で、唯一の大賞に選ばれたこの作品は、力の入れようが他とは比べものにならない。

細部まで徹底的に書き込まれた圧倒的な作画、見る者の心に訴えかける繊細な描写、そして実力派を揃えた声優陣。

まさに神アニメと言っていい。

話が進む度に主人公のヴァイオレットが成長していく様を見て何度号泣させられたことか。


このような素晴らしい作品を生み出し続ける京都アニメーションが破壊されてしまった。


私たちにできることは何だろうか。

私は、京アニの作品を見続けることだと思う。

八田社長をはじめ、怪我をされた方々や無事だったクリエイターの皆さんは既に職場復帰していると聞く。

精神的なストレスを抱えているだろうに、それでも現場は前を向いている。

私たちは彼らを全力で支えていかなければいけない。

作品を見て、感動し、それを伝えていこう。

日本にはこんなにも素晴らしい作品を創るクリエイターがいるのだと。


来年4月に公開される劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン。

間違いなく彼らの想いの詰まった素晴らしい作品になることだろう。

絶対見に行く。何度も。でっかいタオルを持って。

レビューするつもりが…

いつのまにか京アニへの想いを語って長くなってしまった。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝の感想はまた今度改めて投稿したいと思います。

京アニ、いつまでも愛してる。








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