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街中のSDGs

通学途中でよく見かける犬がいる。
散歩中に転がっていた殻のペットボトル、それを咥えてゴミ箱に捨てる犬。
人間だと汚いだとか誰かが捨てるであろうという安易な考えから捨てない人もいる中、散歩中の犬がそれを見つけゴミ箱に捨てていた。

今までの私たちは何をしていたのだろうか。
見て見ぬふりをしていたことを人間よりも動物が率先して行動している。
また、ポイ捨てをすることで、環境に良くないことだけでなく、動物たちにも悪影響を与えていることを私たちは忘れているのかもしれない。

一つの事例を話そう。
奈良県奈良市の奈良公園には毎日数多くの観光客が訪れている。
その中には国の天然記念物に指定されている野生動物の鹿を目当てに訪れる観光客も。そこでは鹿せんべいという野生の鹿に与えることのできる餌がある。鹿と触れあう唯一の方法でもある。そんな中、マナーの悪い観光客も多くはない。あるとき、観光客がビニール袋をゴミ箱ではなく道端にポイ捨てしてしまったことから、鹿たちは餌だと勘違いしてしまい、食べてしまった。その後、鹿たちの中には死んでしまった鹿もいる。これは社会問題にもなった。

このようなことは鹿だけに言えることではない。
世界中にはたくさんの野生動物や動物園の動物たち、街中にいるペットたち、多くの動物が共存している。そんな人間と暮らしている動物たちの健康のためにもポイ捨てをすることは許されない。会話というコミュニケーションのできる人間が率先して街をきれいにすることで動物たちや私たちのような人間が心穏やかに暮らせる街を作らなければいけないとわたしは考える。

ポイ捨てのない世の中になることをわたしは祈っている。

それではみなさん
またね!

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