お祭り紹介 4

四回目に紹介するのは宮城県の「仙台七夕まつり」です。

「仙台七夕まつり」は古くから続いていて、戦前は手習・手芸の上達や豊作を願って行われていたそうです。明治維新以降、戦争や不景気などで衰退していく中、そういった悪いものを吹き飛ばそうということで、昭和の初めに仙台の商人たちが復活させました。その後は第二次大戦の影響で再び衰退するものの、終戦後の商店復興を願い華やかな七夕飾りで通りが彩られたそうです。

この祭りでは色とりどりの装飾品が飾られています。七夕飾りのひとつ「吹き流し」は織姫の糸を象徴していて、織り糸の形を表現しているのだとか。機織りや技芸の上達を願って作られるそうです。また、吹き流しとともに目立つのは、丸く華やかな「くすだま」です。当初はざるに紙の花を付けて飾られていたそうですが、戦後に森権五郎さんという仙台市に住んでいた方が、ダリアの花のように七夕を飾りたいということで、軽い球体の竹かごを考え京花紙の折紙で飾り、くす玉を作り普及させようとしたそうです。

東北六魂祭では七夕まつりとともに、宮城県の伝統的な踊り「すずめ踊り」が披露されます。扇子を用いたダイナミックなパフォーマンスに注目です!

◎下記URLは今回文章やイラスト作成の際、参考にさせていただいたWebサイトのものです。

http://www.sendaitanabata.com/

◎東北六魂祭HP

http://www.rokkon.jp/index.html